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核廃絶へ広島で街頭署名 広島・福山・沖縄の中高一貫3校 '08/7/27

 平和交流を続ける広島、福山両市と沖縄県の中高一貫校の生徒が二十六日、核兵器廃絶を求める街頭署名キャンペーンを、広島市中心部で始めた。今後、各校の地元などで一万人を目標に署名を集め、今秋に米ニューヨークの国連本部に届ける。

 広島女学院(中区)盈進(福山市)沖縄尚学(那覇市)の三校と、趣旨に賛同した広島市内の高校生たち計約百五十人が参加。中区の百貨店前などで買い物客らに、協力を呼び掛けた。

 キャンペーンは、三校が三月に広島、福山両市で開いた「平和サミット」がきっかけ。「自分たちにできる平和貢献」として企画した。この日は、広島市の秋葉忠利市長や、「サミット」で被爆体験を話した在日本朝鮮人被爆者連絡協議会の李実根(リシルグン)会長も応援に駆け付けた。

 盈進高二年加藤丈明さん(16)は「小さな一歩だけど踏み出さなければ何も始まらない」。沖縄尚学高二年の宮城志有さん(16)は「沖縄に戻っても活動を広める努力を続けたい」と誓っていた。(森田裕美)

【写真説明】核兵器廃絶を求めて繁華街で署名を呼び掛ける高校生たち


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