六日に平和記念式典が営まれる平和記念公園（広島市中区）で三日、テントや献花台などが据え付けられ、準備がほぼ整った。

　市の委託業者の約二十人が作業。市職員と位置を確認しながら、十カ所に救護所などに使うテントを設置し、献花台を原爆慰霊碑の周囲に据えた。

　芝生には一万二千人席のいすを整然と並べた。被爆者や遺族の高齢化に配慮し、四千席分にテントがある。四、五の両日は、音響設備の調整などもある。市市民活動推進課は「細かい作業も抜かりなく進めたい」としている。（田中美千子）

【写真説明】テントが設営され、式典の舞台がほぼ整った平和記念公園