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「ヒロシマ」を大学生表現 広島で美術展 '08/8/4

 広島県外や広島市外出身で、広島市立大を中心に美術を学ぶ大学生らが「ヒロシマ」を表現した作品展「Dear Hiroshima」が三日、中区の市青少年センターで始まった。十七日まで。

 「愛」をテーマに幼い子どもをひざの上に抱いた男性、「時間と継承」をイメージした老人の顔…。京都、島根などを出身地とする八人が、油絵や鉛筆画、立体作品計十一点を出品している。広島で原爆や平和について学ぶ機会を得た感想も寄せた。

 福山市出身で、倉敷芸術科学大芸術研究科一年の松岡映里さん(23)は、原爆投下時に多くの人が見上げたであろう晴天を意識して空を撮影。被爆六十三年に合わせ六十三枚をパネルに張り合わせた。「被爆者の気持ちに少しでも近づきたかった。今後、自分がどうヒロシマを伝えていくか考えたい」。火曜休館。

【写真説明】ヒロシマをテーマにした大学生の作品展


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