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小中学生が反戦訴え 子ども平和議会で広島県内外の8団体が発表 '09/8/7

 広島県内外の小中学生が反戦のメッセージを発信する「ひろしま子ども平和議会」が、中区の広島国際会議場であった。市が初めて企画した。

 児童・生徒の8グループが参加した。南区の仁保小の児童は、舞台上にメッセージボードを掲げて登場。「伝えよう つながろう 未来は私たちの手で」と声を合わせた。

 京都府宇治市の立命館宇治中の生徒たちは、米国のオバマ大統領に広島市への訪問を求める手紙を出した活動を紹介した。府内の自治体に平和市長会議への加盟を呼び掛ける準備を進めていることも報告した。

 同中3年の讃井敬子さん(15)は「広島で被爆証言を聞き、みんなで活動を始めた。次代を担う私たちが、大人に働き掛けていきたい」と力を込めた。

 また、長野県阿智村の児童・生徒は南区の被爆ヤナギの枯れ枝で作った笛を演奏。柔らかな音色が会場を包んだ。中区の本川小は、校内の被爆遺跡を紹介した。6年の名島龍次朗君(11)は「これからも、県外の仲間と協力し、核兵器をなくしたい」と話していた。(鴻池尚)

【写真説明】平和へのメッセージを訴える仁保小の児童


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