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核兵器廃絶、平和な世を 尾道・三原で慰霊式 '09/8/7

 尾道市や三原市でも6日、被爆者団体による慰霊式があった。

 尾道市東尾道の慰霊碑前であった「尾道地区原爆被害者の会」の慰霊祭には約100人が参列。この1年間で亡くなった14人を加えて353人となった死没者名簿を納め、午前8時15分には広島に向かって黙とうした。高西中3年の清石大輝君(15)は「先輩たちに平和な未来をつくっていきますと胸を張って言えるよう行動し、努力したい」とアピール文を読み上げた。

 三原市原爆被害者之会(村上徹郎会長)も同市城町のJR三原駅前で慰霊式。被爆者や中学生ら約250人が参列し、この一年で亡くなるなどした20人を加えた死没者名簿を慰霊碑に納めた。村上会長は「被爆体験を語り継ぎ、核兵器の恐ろしさを訴えていく」とあいさつ。第三中3年久保英和君(15)=同市宗郷=が「非核三原則を守り、戦争のない平和な世界を築いていく」と誓った。(新田葉子、金井淳一郎)

【写真説明】三原市原爆被害者之会の慰霊式で花を手向ける参列者


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