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核廃絶誓いの歩み 国民平和大行進が出発 '07/7/5

 二つの被爆地を結ぶ日本原水協などの「国民平和大行進」が四日、広島市中区の平和記念公園を出発した。核兵器廃絶を訴えながら歩きつなぎ、八月六日、長崎市に到着する。

 広島県内の平和団体メンバーや労組員ら約百人が参加した。雨のなかを午後一時、「核兵器のない平和な地球を」などと書いたのぼりを掲げて噴水前広場を出発。「非核三原則を守ろう」「ノーモアヒロシマ」とシュプレヒコールを上げながら、この日のゴールの佐伯区役所まで歩いた。

 行進に先立つ出発式で県労連の尾野進議長らは、久間章生前防衛相の原爆投下容認発言を批判。「今こそ、核兵器を許さない姿勢をアピールしよう」と訴えた。

 大行進は一九五八年に始まり、今年で五十回目。ほかに東京―広島、長崎―広島など十コースがある。(田中美千子)

【写真説明】平和大通りを行進する平和団体のメンバーや労組員(広島市中区)


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