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被爆樹木を写真で紹介 西区でパネル展 '07/7/14

 広島市中区の平和記念公園のハマユウや西区の三篠神社のクスノキなど被爆樹木の写真パネル展が、西区観音本町二丁目の観音公民館で開かれている。八月十日まで。

 安佐南区の演奏家一宮千空さん(46)が撮影したA4判の写真約六十点を展示。焼け焦げた幹から新しい芽を吹く様子など平和記念公園や広島城など五十五カ所にある約百六十本を紹介している。すべてを巡れるように地図も付け、展覧会後はパネルを学校などに無料で貸し出し、平和学習などに役立ててもらう。

 西区南観音二丁目、無職瀬川博さん(75)は「被爆樹は原爆被害の無言の証人。一緒に巡る企画はないかな」と熱心に見入っていた。一宮さんは十二日には被爆クスノキで作った笛「ディジュリドゥ」の演奏会も同公民館で開いた。(山本庸平)

【写真説明】一宮さん(左)から被爆樹木の説明を聞く来場者


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