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原爆劇に学ぶ表現力 北広島豊平中が舟入高の舞台招く '07/7/16

 広島市中区の舟入高演劇部の二十人が十五日、北広島町都志見の体育館「とよひらウイング」で原爆劇「CRANES(鶴)」を披露した。表現力を学ぼうと地元の豊平中生徒会が企画。中学生たちは今回の観劇体験を生かし、十一月の文化祭で創作劇を演じる。

 劇は、千羽鶴の製作を通じて高校生の心が一つになる様子を描いている。鶴を折る意味に悩む生徒会長役を主演した豊平中出身で舟入高二年の中谷光里さん(16)をはじめ、高校生たちが繰り広げる迫真の舞台に、会場を埋めた中学生や地元住民約百五十人は食い入るように見つめていた。

 上演後、高校生たちは「自然な動作でしっかり発声を」などとこつを伝えた。豊平中三年で生徒会長の岡崎郁弥君(14)は「間の取り方などを参考に文化祭の劇を成功させたい」と意気込んでいた。(江川裕介)

【写真説明】熱演する舟入高演劇部の生徒たち


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