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「はだしのゲン」作者・中沢さんの体験をバーで聞く会 '07/7/18

 経営する広島市中区薬研堀のバーで被爆証言を聞く会を開いている冨恵洋次郎さん(27)が八月六日午後六時から、近くの「クラブ・ムゲン」に中区出身の漫画家中沢啓治さん(68)=埼玉県所沢市=を招き、被爆体験を聞く集いを計画している。

 作品「はだしのゲン」で知られる中沢さんは、神崎国民学校(現中区の神崎小)校門前で被爆した経験などを証言する。若い世代と対談する時間も設ける。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(中区)のボランティアによる被爆体験記の朗読、平和や環境など社会問題をテーマに活動する地元バンドのライブ演奏も交える。

 冨恵さんは昨年二月から毎月六日、自ら営むバー「スワロウテイル」で、若者たちと一緒に被爆体験を聞く会を続けてきた。昨年八月六日にも被爆者を招いたライブイベントを開催し好評だったため二回目を企画。「漫画という形で体験を伝えてきた中沢さんの話をじかに聞いてほしい」と来場を呼び掛けている。

 参加費は二千円、大学生以下千円。スワロウテイルTel082(246)9266。(森田裕美)


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