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平和記念式典後にライブや朗読 '07/7/18

 広島市は八月六日、中区の平和記念公園にある広島国際会議場で、若い世代が被爆体験を継承し平和への願いを発信する催し「ヒロシマの心を世界に」を初めて開く。公園で同日営む平和記念式典の参列者に、引き続き「平和」について考えてもらおうと、式典の終了後から午後五時まで、コンサートや原爆詩の朗読などを連続して催す。

 広島ゆかりの音楽家によるチェロや「コカリナ」演奏(午前九時五十分―正午)▽市内の小中学生の合唱や吹奏楽、平和活動の紹介(午後一―二時)▽九カ国語での原爆詩の朗読や被爆証言(午後二―四時)▽舟入高生による演劇(午後四―五時)―と続く。いずれも自由に鑑賞できる。

 市の浅野達也総務課長は「さまざまな形で平和を発信する若い世代の取り組みを通じて、ヒロシマを体感してほしい」と来場を呼び掛けている。

 午前九時に開場し、冷水サービスや弁当販売もする。原爆の子の像建立のきっかけとなった佐々木禎子さんに関する資料などの展示もある。入場無料。市総務課Tel082(504)2043。


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