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個人向けに被爆を証言 原爆資料館が8月2―8日 '07/7/19

 広島市中区の原爆資料館は八月六日前後の一週間、入館者が自由に被爆証言を聞くことができる「定時講話会」を開く。修学旅行生らの平和学習向けには希望に応じて証言者を紹介しているが、個人の入館者が被爆体験を直接聞く場がないことから、入館者が多い時期を見計らって初めて計画した。

 二―八日のうち五日と七日を除き、各日一―三回、計十二回開く。会場は東館地下のメモリアルホール。被爆者が体験を語り、質問にも応じる。午前十一時、午後二時半と四時から始め、各回とも一時間程度を予定している。

 うち二回(日時未定)は、外国人にも被爆への認識を深めてもらうため英語で対応する。英語が話せる被爆者たちが小グループに分かれて証言する回も検討している。

 資料館の谷川晃副館長は「八月は平和への強い思いを持って来られる人も多いと思う。気軽に入場し、被爆者の生の声に耳を傾けてほしい」と来場を呼び掛けている。事前の申し込みは不要。英語での開催日などの問い合わせはTel082(242)7797。(森田裕美)


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