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福山で被爆二世部会が発足 体験の継承活動へ '07/7/23

 福山市在住の被爆者らでつくる市原爆被害者の会(七百六十六人)は二十二日、同市本町の市民参画センターで、被爆二世の組織「被爆者二世の部会」の設立総会を開いた。被爆体験を継承する活動や、生活や健康を守る取り組みを進める。

 総会には約三十人が出席。池尻博会長(82)が「被爆者の思いを継ぐ後継ぎとして二世活動をお願いした」とあいさつ。十人の役員と会則を決めた。部会には被害者の会に参加する被爆二世百四十七人が名を連ねる。

 部会長に選ばれた塚本裕三さん(49)=同市水呑向丘=は「親の被爆体験をつなぎ合わせ、原爆の実相をつかんで、子どもたちへ伝えていこう」と呼び掛けた。

 被害者の会は五月、部会設立のために会則を変更。七月十六日に「語り部の部会」も発足している。(伊藤敬子)

【写真説明】「被爆者二世の部会」設立総会であいさつする役員たち


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