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つむぐ平和 広島で大阪万博展 '07/7/28

 特別展「1970年 大阪万博の軌跡」(中国新聞社など主催)が27日、広島市中区のNTT基町クレドホールで始まった。原爆の悲惨さと平和の願いを表すため、万博の日本館で展示された巨大タペストリーが37年ぶりに一般公開された。8月15日まで。

 タペストリーは広島の原爆ドームときのこ雲を描いた「かなしみの塔」と金色の太陽を描いた「よろこびの塔」の2枚。それぞれ縦約8.6メートル、横約18メートルで、レーヨンと麻を使用している。

 管理する日本万国博覧会記念機構が昨年9月に倉庫から出し、約1000万円をかけて修復した。

 南区旭、自営業小島大士さん(27)は「予想以上に大きかった。約40年前の作品なのに訴える力はすごい」と見入っていた。展覧会は岡本太郎が創作した「太陽の塔」の50分の1のスケールの彫刻など約350点を展示している。(鴻池尚)

【写真説明】37年ぶりに公開された巨大タペストリーに見入る来場者ら(撮影・福井宏史)


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