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平和の行進・行脚、相次ぎ広島入り 原水禁と日本山妙法寺 '07/8/4

 核兵器廃絶を訴える原水禁国民会議などの「非核・平和行進」と日本山妙法寺(東京都渋谷区)の「平和祈念行脚」が三日、広島市中区の平和記念公園に相次いで到着した。

 原水禁の行進は四月九日に青森市を出発。「子どもたちに核のない未来を」などと書いた横断幕を掲げ、各都府県をつないだ。台風5号の強風にあおられながら、約百五十人は平和記念公園に着いた。

 原爆慰霊碑前であったセレモニーで、広島県原水禁の向井高志代表委員(59)は「核と人間は共存できないこと、核兵器の廃絶を世界に発信し平和を守ろう」とあいさつ。全員で黙とうした。この日、行進に合流予定だった連合広島は悪天候のため合流を中止した。

 日本山妙法寺は六月十六日に東京を出発。僧や信徒ら約五十人はうちわ太鼓を打ち鳴らしながら歩いてきた。到着後、原爆慰霊碑前でお経を唱えた。

 原水禁、妙法寺のメンバーは六日の平和記念式典に参列後、それぞれ九日までに長崎入りする。(下久保聖司)

【写真説明】原爆慰霊碑前で到着のセレモニーを開く原水禁のメンバー


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