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「明日の神話」ドームと融合 元安川に投影 '07/8/6

 原爆投下の愚かさと、その悲劇を乗り越えていく人類のたくましさを描いた岡本太郎の原爆壁画「明日の神話」の広島誘致を実現するため、原寸大映像が五日夜、広島市中区の原爆ドーム前の元安川に映し出された。

 午後九時前、川に張られたシートに幅三十メートル、高さ五・五メートルの幻想的な映像がプロジェクターで投影された。「『明日の神話』を広島へ」のメッセージとともに映し出された映像に、市民たちは思いをはせていた。

 壁画は所有する岡本太郎記念現代芸術振興財団が希望する自治体に無償譲渡する方針で、広島市民が誘致運動を進めている。映写は市民団体「イマジン・プロジェクト・ヒロシマ」が機運を盛り上げるため、昨年に続いて企画した。(守田靖)

【写真説明】原爆ドーム前の元安川に張られたシートに映し出される「明日の神話」の映像=5日午後9時5分、広島市中区(撮影・坂田一浩)


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