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新潟の原水禁団体が訪問 '07/8/7

 新潟県十日町市の二十三団体でつくる「原水爆禁止十日町市協議会」の広島派遣団は、広島市内の原爆養護ホームなどを訪れ、寄付金を贈り被爆者から聞き取りなどをした。

 中三が十人を占める一行十七人は、平和記念式典に参列後、中区の広島赤十字・原爆病院と舟入むつみ園を訪問。むつみ園で入所者の新宅実夫さん(76)と金子カズエさん(82)から被爆体験を聞いた。団長の羽鳥輝子さん(56)は「地震で全国から支援が届いたように、地域の連携が平和運動でも力になるはず」、田中恵美さん(14)は「原爆資料館の展示の生々しさなど驚くことばかり」と話した。

 協議会は超党派の市民活動として一九五七年に設立し今年で半世紀。八月六日の広島訪問は六〇年から続く。毎年、市内全戸に二百円の寄付を呼び掛けて活動資金とし、〇五年の市町村合併後も継続している。広島市や施設などへの寄付は今年、累計一千万円を超えた。(山本洋子)


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