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広島の照明家、原爆ドームを平和の光で包む 14日夜 '07/8/9

 広島市安佐北区の照明家花村浩さん(46)が「終戦の日」の前夜の十四日夜、原爆ドーム(中区)をライトアップする。原爆や戦争で犠牲になった人たちを慰霊し、平和のメッセージを発信する。

 市の許可を得て、大型のライト十数基をドーム西側の元安川沿いに設置。午後七時半から約二時間、壁面に光を当てて幻想的なドームの姿を演出する。ライトの色は、ろうそくの炎をイメージしたオレンジ。

 照明によるドームの夜間演出は、昨年のひろしまフラワーフェスティバル(FF)などに続いて三回目となる。花村さんは「犠牲者への冥福を祈るとともに、平和の大切さを感じ取ってほしい」と呼び掛けている。

 翌日の十五日は長崎市に移動し、平和祈念像をライトアップする。(金井淳一郎)


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