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ジュニアライターがゆく

森の会 被爆2校の体験 朗読

 朗読劇グループ「森の会」は、国立広島原爆死没者追悼(ついとう)平和祈念館(広島市中区)の朗読ボランティア有志7人で構成しています。2009年に発足しました。原爆で全滅した広島二中(現観音高)1年生、ほぼ全員が亡くなった広島市立第一高等女学校(現舟入高)の生徒の遺族の手記をもとに、会の顧問(こもん)伊藤隆弘さん(73)がそれぞれ作品に仕上げ、両校などで公演してきました。

 代表の網本えり子さん(58)は「今もある2校の話なので、身近に感じてもらえるのではないか」と言います。要望があれば、公演に応じるそうです。

 メンバーが所属する祈念館の朗読ボランティアは、53人が登録。毎月第3日曜日に定期朗読会を開いています。被爆者が減る中、原爆の悲惨(ひさん)さと、二度と戦争を起こしてはならない思いを、朗読で後世に伝えているのです。(高3・熊谷香奈、中2・松尾敢太郎)

(2012年4月30日朝刊掲載)

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