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被爆地広島 地元紙の原爆平和記事

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  • 緑地帯 武谷田鶴子 私は被爆者①

    25年1月9日 連載・特集

     私は女学校4年生、16歳の時に被爆した。1945年8月6日朝、空襲警報が解除になり、私は動員先の職場へ向かった。道を歩いていると後方から「おい、B29の爆音が聞こえるぞ」と男子学生の声が聞こえた。青く晴れ渡った空を見上げると、鮮やかな色に輝く球体が回転しながら舞い落ちていた。  7メートル吹き飛ばされ、気絶した。意識が戻った時、辺りは真っ暗。やがて下方に白い光が見え、グワッと光は増幅し、光...

  • 25年1月16日 連載・特集

    緑地帯 武谷田鶴子 私は被爆者⑤

     渡米治療の時のホストファミリーの一人、ジィーンが電話をかけてきた。「タズコ、平和を訴えて。それを本にして出版してちょうだい」と言うと、電話は切れた。2001年...

  • 25年1月15日 連載・特集

    緑地帯 武谷田鶴子 私は被爆者④

     アメリカから帰国すると、メディアから電話がかかり、被爆体験を話してくださいと言ってきた。被爆から10年が過ぎ、占領下のプレス・コードで規制されてきた体験談も公...

  • 25年1月14日 連載・特集

    緑地帯 武谷田鶴子 私は被爆者③

     私はアメリカで手術を受けることになった。1955年。曲がった腕、甲へ引っ張られた指、焼けた左頰も、きっときれいになるだろう。  ビルディングのそびえ...

  • 25年1月11日 連載・特集

    朝凪(あさなぎ) カンボジアカレーの味

     この正月の思い出の味は、ココナツミルクとスパイスたっぷりのカレーだった。つながりがあるカンボジア出身の技能実習生を招くと、袋いっぱいの食材を持参して振る舞って...

  • 25年1月10日 連載・特集

    緑地帯 武谷田鶴子 私は被爆者②

     私は軍の仮設病院へ行くことになった。自宅から知人の篤枝さんが付き添ってくれた。トラックで運ばれていると突然、空襲警報が鳴り響いた。車を降ろされ、篤枝さんは兵隊...

  • 25年1月1日 連載・特集

    [ヒロシマドキュメント 被爆80年] 核時代の危機 焦土から警鐘

     人類は自らが生み出した最も恐ろしい兵器で破滅しうる―。米軍が1945年に広島と長崎に投下した原爆がもたらした惨状は「核時代」の到来を世界に突き付けた。年が明け...

ピックアップ

  • 広島原爆の視覚的資料
  • 松重 美人さんが見たヒロシマ
  • デジタルストーリーテリング
  • ヒロシマの声
  • 広島サミット
  • 広島サミット特別紙面
  • 広島の空白-街並み再現-
  • 被爆前の広島
  • まんが 被爆地の新聞社
  • 被爆75年プロジェクト 原爆ドームの3Dデータ
  • 1945 原爆と中国新聞
  • ヒロシマの空白 被爆75年
  • 平和記念公園を歩く

証言 記憶を受け継ぐ

『記憶を受け継ぐ』 本谷量治さん―「生き残った」苦悩抱える
『記憶を受け継ぐ』 金花子さん―負った「二重の苦しみ」
『記憶を受け継ぐ』 矢野美耶古さん―生き残り 自分を責めた
『記憶を受け継ぐ』 吉田章枝さん―頭蓋骨を抱き泣いた母
『記憶を受け継ぐ』 三登登美枝さん―父失い 胎内の子も被爆
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ジュニアライター発信

中国新聞ジュニアライターの中高生

『ジュニアライター発』 被爆者と「対話」できるAI装置 受けるべき質問 考える

 高齢(こうれい)化が進む被爆者の証言を後世に残すため、広島市は人工知能(AI)を活用した装置(そうち)の製作を進めています。画面上の被爆者に質問すると疑似(ぎじ)対話ができる仕組みです。私たちは先月、中区の原爆資料館であったワークショップに広島の小中高生12人と参加し、AIが受けるべき質問を考えました。  最初に山本定男さん(93)=東区=から被爆体験証言を聞きました。山本さんは広島二中(

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動画で平和発信

トロント市民へ、平岡敬さんからのメッセージ

 被爆79年の8月6日(現地時間)、サーロー節子さんたちがカナダ・トロント市庁舎前広場で開いた集会で放映された平岡敬・元広島市長のメッセージ動画です(撮影・山田尚弘) 記事はこちら...

動画一覧

遺品 無言の証人

竪田さんの鉄かぶと。家族が遺骨や遺品を入れて持ち帰った(2004年、山内満子さん寄贈、撮影・山田尚弘)

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学ぼうヒロシマ
平和学習新聞

2022年度改訂版