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ジュニアライターがゆく

『ジュニアライター発』 核禁止条約 意味伝える 新潟県長岡の中学生と交流

「戦争なくなるか」意見交換

 核兵器のない世界への第一歩として期待されているのが核兵器禁止条約です。中国新聞ジュニアライターはその意味をもっと知ってもらおうと、2011年から毎年続く新潟県長岡市立南中の2年生との交流会で、条約のポイントなどを伝えました。(高2岡田輝海、写真も)

 修学旅行で広島を訪れた約160人が泊まった南区のホテルで、昨年9月の特集「ピース・シーズ」で取り上げた内容をスライドを使って発表しました。条約が広島・長崎の被爆者の苦しみに触(ふ)れた点や、核兵器を使うことはもちろん、自分の国の中に置いたり「あなたの国に使うかも」と脅(おど)したりすることも禁止した点を説明。街をゆく人に条約への賛成(さんせい)、反対を聞いたシール投票で、賛成がほとんどだったことも紹介(しょうかい)しました。

 ノーベル平和賞を受けた非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の事務局長、ベアトリス・フィンさんに1月にジュニアライターがインタビューした記事も見せ、「若い人が力を合わせれば核軍縮を進めることができる」というフィンさんの思いを伝えました。

 南中からは、長岡空襲(くうしゅう)について聞きました。生徒たちは地元の戦災資料館や碑(ひ)を巡(めぐ)り、空襲を経験した人から話を聞いた平和学習を紹介し、米軍が原爆投下に備えて長岡に落とした模擬原爆を記事にした壁(かべ)新聞も見せてくれました。今は平和劇に取り組み、家族や地域の人へ伝えるそうです。

 まとめとして5人ずつが代表となり、世界は平和だと思うか▽戦争はなくなるか▽平和に向けできること―をテーマに意見を交わしました。「戦争は人の心のすれ違(ちが)いによっても起きるので人が心を変えないと」「私たちが戦争を学んで終わりにするのではなく、次の世代に伝え、広く世界の問題として捉(とら)えよう」と呼び掛(か)けました。

 南中の佐藤琴乃さん(14)は「長い目で平和になると望んでいくことが大切だと思った」と話しました。僕は昨年に続いて2回目の参加でしたが、南中の生徒のように自分の意見をしっかり持ちたいと思います。

(2018年3月5日朝刊掲載)

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