祈念館HP スマホ向け表示も 被爆75年 初の全面リニューアル
20年9月3日
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)は、2002年の開館以来初めてホームページ(HP)を全面リニューアルした。米軍による原爆投下から75年の節目に合わせて変更した。
パソコン端末に加え、スマートフォンやタブレット端末向けの画面表示にも対応。高齢者や子どもにも分かりやすいよう、イラストや画像を増やした。
新設した「祈念館でできること」のページでは「原爆死没者の遺影を見る」「被爆体験記の朗読会に参加する」などの項目を設け、知りたい情報が簡単に分かるレイアウトにした。児童向けの学習ワークブックも作り、ダウンロードできるようにした。
8月上旬に日本語と英語のページを先行リニューアル。中国語と韓国・朝鮮語は11月4日に更新する。
同館は、新型コロナウイルスの影響で修学旅行の中止が相次ぎ、入館を再開した6月以降も入館者数は例年の1~2割程度という。会沢美智恵主事(63)は「直接訪れることができない人たちが、新しくなったHPを通じて被爆の実相に迫る祈念館に関心を持ってほしい」と話している。(猪股修平)
(2020年9月3日朝刊掲載)
パソコン端末に加え、スマートフォンやタブレット端末向けの画面表示にも対応。高齢者や子どもにも分かりやすいよう、イラストや画像を増やした。
新設した「祈念館でできること」のページでは「原爆死没者の遺影を見る」「被爆体験記の朗読会に参加する」などの項目を設け、知りたい情報が簡単に分かるレイアウトにした。児童向けの学習ワークブックも作り、ダウンロードできるようにした。
8月上旬に日本語と英語のページを先行リニューアル。中国語と韓国・朝鮮語は11月4日に更新する。
同館は、新型コロナウイルスの影響で修学旅行の中止が相次ぎ、入館を再開した6月以降も入館者数は例年の1~2割程度という。会沢美智恵主事(63)は「直接訪れることができない人たちが、新しくなったHPを通じて被爆の実相に迫る祈念館に関心を持ってほしい」と話している。(猪股修平)
(2020年9月3日朝刊掲載)