×

ニュース

ヒバクシャ署名 13万3889筆託す 創価学会、広島県連絡会に

 核兵器廃絶を訴える「ヒバクシャ国際署名」が18日に最終締め切りを迎えるのを前に、創価学会は8日、広島県内で集めた13万3889筆を、県生協連合会(広島市中区)や被爆者7団体などでつくる国際署名県推進連絡会に寄託した。連絡会が集めた約66万筆と合わせ、県内の署名は約80万筆となった。

 塩出大作総広島長(54)たち5人が、中区の県被団協(坪井直理事長)の事務所を訪問。連絡会の岡村信秀県生協連合会会長(71)と箕牧(みまき)智之県被団協理事長代行(78)に目録を手渡した。

 創価学会は被爆75年の節目に合わせ、1、2月に県内で署名を集めた。新型コロナウイルスの影響で回収が遅れたが、塩出総広島長は「どんな状況でも核兵器廃絶への思いは変わらない。13万人の思いを託す」とあいさつ。箕牧理事長代行は「感染拡大のため活動が制限される中、大きな勇気をいただいた」と感謝した。

 国際署名は2016年4月、日本被団協(東京)の提唱で始まった。県内では、連絡会が66万1309筆を集めている。(明知隼二)

(2020年9月9日朝刊掲載)

年別アーカイブ