×

ニュース

核兵器廃絶 節目の誓い 国際平和デー 中区で被爆者ら

 国連が定めた「国際平和デー」の21日、広島平和文化センターなどは平和記念公園(広島市中区)で記念行事を開いた。被爆75年の節目に、被爆者や高校生たち約50人が核兵器廃絶への思いを新たにした。

 県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之理事長代行(78)と、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(75)たちが原爆慰霊碑に献花。2020年までの廃絶を目指す平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の横断幕を掲げ、「平和の鐘」を鳴らして1分間黙とうした。

 廃絶を求め、署名を集めている広島女学院高の3人も参加。新型コロナウイルスの影響で街頭署名ができない中、2年松江美咲さん(16)は「オンラインや校内で活動に取り組んだ。小さな力かもしれないけれど続けていきたい」と話した。

 国連は国際平和デーを1981年に定め、非暴力などを呼び掛けている。記念行事は12年からで9回目。(栾暁雨)

(2020年9月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ