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コベントリーから「友好証書」 「平和と和解」街づくり進める英国都市 市民の会 広島市長に届ける

 英国コベントリー市との交流を続けている広島市の市民グループ「コベントリー会」が23日、現地から送られた両市の「友好証書」を松井一実市長に届けた。証書は、平和構築に向けた両市の友好を確かめる内容で、8月6日に現地で開かれた被爆75年の原爆犠牲者の追悼集会で作られた。

 コベントリー市は第2次世界大戦でドイツ軍の空襲で多くの犠牲者を出し、戦後は「平和と和解」を柱に街づくりを進めている。1987年から毎年8月6日に原爆犠牲者の追悼集会を開き、広島市は市長のメッセージを送っている。

 同会は、コベントリー市からの訪問者を受け入れ、同市を紹介する催しも開いている。証書は先月郵送で届いた。市役所で岡本秀子代表(66)=安佐南区=から証書を受け取った松井市長は平和構築のための市民の役割を強調し、「(会の)活動をしっかりと広げてほしい」と期待した。

 岡本代表は「平和と和解の精神を広げるべく、できることを続けていきたい」と話した。(水川恭輔)

(2020年9月24日朝刊掲載)

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