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「生活に大きな影響ない」 山口知事 F35B追加配備巡り

 米軍岩国基地(岩国市)への最新鋭ステルス戦闘機F35Bの追加配備計画を巡り、山口県の村岡嗣政知事は23日の県議会代表質問で「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではない」との認識を示した。

 既存のFA18ホーネット戦闘攻撃機12機をF35B16機に段階的に機種更新する米海兵隊の計画について、村岡知事は「岩国基地でのF35Bへの更新は2回目。新たな部隊の追加配備ではない」と指摘。新たな飛行経路の設定や施設整備の計画がないこと、各騒音測定地点の予測値にほとんど変化がないこと、さらに米側が飛行訓練を十分に重ねたパイロットを配置することを根拠に挙げた。

 村岡知事は議会後の取材に「現時点で追加配備計画を容認したわけではない。県議会の意見を聞き、地元市町の最終的な見解を踏まえ判断する。地元よりも先行して判断することはない」と話した。(門脇正樹)

(2020年9月24日朝刊掲載)

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