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F35B墜落「安全確保を」 防衛相 岩国追加配備巡り注文

 岸信夫防衛相(山口2区)は2日の記者会見で、米カリフォルニア州で訓練中だった米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの墜落事故に関し、米軍岩国基地(岩国市)での同型機の追加配備計画について「日本での米軍の運用は安全面の確保が大前提だ。米側に地元への配慮や安全確保を求めたい」と述べた。

 F35Bは現地時間の9月29日、KC130J空中給油機と接触して墜落。岸氏は事故原因や岩国基地所属機かどうかは「調査中」とした。

 基地周辺の市町と山口県でつくる連絡協議会は速やかな情報提供と再発防止策の徹底を求め、住民団体は計画撤回を訴えている。岸氏は「米側から情報を得られたら、地元自治体へ十分に情報提供したい」と述べた。(桑原正敏)

(2020年10月5日朝刊掲載)

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