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核廃絶署名1200万筆超 活動延長 1月国連提出へ

 核兵器禁止条約の参加を各国に求める「ヒバクシャ国際署名」の連絡会は6日、約4年半で1261万2798筆が集まったと発表した。批准国・地域の数が今月中にも条約発効に必要な50へ達する見通しの中、「署名へのニーズが国内外で高まっている」として活動を今年末まで続け、来年1月に国連へ提出する。

 署名活動は2016年4月に始め、今回まとめたのは9月18日時点の数。国連軍縮部にメールで目録を送った。今年3月末段階では約1184万筆だった。

 当初は核兵器廃絶などを話し合う今月の国連総会第1委員会(軍縮)に向けて署名を9月18日に締め切る方針だった。来年1月には、今春から延期された核拡散防止条約(NPT)再検討会議が予定されており、連絡会は再検討会議に合わせた国連への署名提出を「活動の集大成」と位置付けた。

 連絡会は近く記者会見を開き、国連からのメッセージを披露する予定だ。(河野揚)

(2020年10月7日朝刊掲載)

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