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核廃絶へ尽力 決意新た ノーベル賞ならず 被団協・高校生平和大使

 ノーベル平和賞が発表された9日、候補に推薦されていた日本被団協(東京)や、高校生平和大使の関係者が広島市内で記者会見した。受賞はならなかったが、核兵器廃絶に向けて力を尽くす決意を新たにした。

 日本被団協全国理事を務める広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長代行(78)は、広島市役所で発表を待った。国連機関の世界食糧計画(WFP)の受賞が伝わると「貧しい方々を救う活動が評価された」と祝福。核兵器廃絶については「今年は新型コロナウイルスであらゆる活動が中止になった。被爆者は高齢化しているが、粘り強く活動を続けていくことが大事だ」と語った。

 核兵器廃絶に向けた署名活動などを続ける高校生平和大使の広島地区代表で、7月に第23代に就いた修道高2年楠康生さん(16)=東区、広島大付属高2年柚木優里奈さん(16)=安佐南区、福山高2年梶原百恵さん(16)=福山市=の3人は、東区のホテルで記者会見した。

 新型コロナの影響で8月に国連欧州本部に行く計画は断念。柚木さんは「私たちは被爆者の声を直接聞ける最後の世代。活動は制限されるが、被爆者の願いを受け継ぎ、インターネットなどを使って核兵器廃絶への思いを世界へ発信していきたい」と誓った。(明知隼二、新山創)

(2020年10月10日朝刊掲載)

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