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原爆資料館など休館延長 広島市 44施設 7日まで 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため広島県が集中対策期間を延長したのを受け、広島市は15日、市内外から不特定多数の人が訪れる原爆資料館(中区)など計44施設の臨時休館を2月7日まで延長すると発表した。公民館やスポーツ施設など計167施設も閉館時間を午後8時に早める。近隣の廿日市市も、公共施設の利用制限を2月7日まで延長する。(猪股修平、東海右佐衛門直柄)

 広島市が臨時休館するのは、広島城(中区)、安佐動物公園(安佐北区)、各区の文化センター、図書館など。1日の来訪者が、おおむね500人以上の施設を対象とした。原爆資料館は事前に予約済みの個人、団体の受け入れは続ける。広島競輪場(南区)は無観客でレースを開く。

 図書館での本の貸し出しは、有料の図書宅配サービスのみ受け付ける。本の返却期限も2月21日まで延期する。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(中区)も休館を延長する。

 臨時休館はいずれも昨年12月中旬に始まり、今月17日までの予定だった。

 さらに、午後8時以降の外出を控えてもらうため、公民館や福祉センター、体育館なども18日以降、閉館時間を1、2時間早める。運動公園や野球場の屋外施設も対象。すでに使用許可を受けており、中止・延期が困難な場合は使用を認める。

 廿日市市は、文化ホールウッドワンさくらぴあなどで、新規の申請の受け付けを休止。既に予約している場合も自粛を呼び掛ける。

(2021年1月16日朝刊掲載)

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