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鳥取知事が期待 「政府は議論を」

 核兵器の開発や使用を全面禁止する核兵器禁止条約が22日に発効することを受け、鳥取県の平井伸治知事は21日の記者会見で「世界は新たなステップを踏み出すことになる」と期待感を示した。条約に参加していない日本政府に対しては「ステージが変わることを重く受け止め、よく議論してもらいたい」と求めた。

 平井知事は「核保有国の協力が必要」と指摘。米国で国際協調主義を掲げるバイデン大統領が就任したことに注目し「変革の波が起こるきっかけが生まれつつある」と述べた。

 平井知事は広島県の湯崎英彦知事たちとともに、全ての国に条約参加を求める「ヒバクシャ国際署名」に賛同した。政府に参加を求める日本原水協などの新たな署名活動への対応については「運動展開の状況を見て考えていきたい」とした。

(2021年1月22日朝刊掲載)

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