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震災遺児 Tシャツで支援 福山出身の花木さん販売 「被災地への思い共有」

 東日本大震災で親を亡くした子どもたちを支援しようと、千葉県柏市の会社員花木裕介さん(34)=福山市出身=がチャリティーTシャツを販売する。「被災地を忘れない」との思いをTシャツに込める。

 自らデザインしたTシャツは背中側に日本地図をあしらい、「ONE FOR ALL ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」とのメッセージを記した。

 花木さんは被災地を応援するメールマガジンの配信や復興ボランティアに取り組んできた。「記憶が風化し、支援が減っているように感じる。Tシャツを着て被災地への思いを共有したい」と話す。

 1枚2千円で販売。製作費を除き、1枚につき千円を寄付する。寄付先は「あしなが育英会」で、震災で親を失った子どものケア施設建設に役立ててもらう。育英会を通じて子どもにTシャツを贈ることもできる。

 フェイスブックで花木さんの活動を知った母校・井口台中(広島市西区)の同級生たちからも問い合わせが相次ぐ。100枚の販売を予定し10月中旬から注文を受け付け始めたが、追加注文に応じることにした。

 花木さんのブログから注文できる。締め切りは9日。http://ameblo.jp/yauysauckoe/(坂田茂)

(2013年11月5日朝刊掲載)

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