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ヒストリー

ヒロシマの記録2007 9月


2007/9/5
チリのミチェル・バチェレ大統領が、同国の国家元首として初めて広島市を訪問。秋葉市長に、核兵器廃絶に向けた市の取り組みへの協力を約束
2007/9/6
爆心地から2・1キロ離れた安田学園白島キャンパスの被爆したソメイヨシノを接ぎ木し、東京の法政大市ケ谷キャンパスに根付かせようと、同大の江橋崇教授が広島市を訪れ、安田学園から枝分けの了解を得る
2007/9/10
広島市は、原爆ドーム周辺での地下水の汚染状況を調べるため、調査用の穴の掘削を始める。06年春、敷地内の表土から法定基準を超える鉛を検出したことを受け、年1回程度、地下水をくみ上げて水質変化をチェックする
2007/9/10
秋葉市長が、08年開催される北海道洞爺湖サミットで来日する各国首脳の被爆地訪問を働き掛けてもらおうと、外務省の木村仁副大臣に要請書を提出。文部科学省も訪ね、日本政府がサミット直前に計画している「G8大学長サミット(仮称)」の広島開催を要請
2007/9/11
自民、公明両党が設置した「与党原爆被爆者対策に関するプロジェクトチーム」が初会合を開く。原爆症認定基準の見直しなどに関する具体的な解決策を、12月上旬にも打ち出すことを申し合わせる
2007/9/12
広島平和文化センターが、全米101都市で開催を目指し、原爆投下国に被爆地の声を届ける「全米原爆展」の第1回を、14日からニューヨーク州ロチェスターで開催すると発表
2007/9/12
広島で被爆後に白血病を患い、回復を祈って鶴を折り続けた佐々木禎子さんの折り鶴の1羽が、禎子さんの兄の雅弘さん=福岡県=から米国ニューヨークの米中枢同時テロの追悼施設に寄贈される
2007/9/12
安倍首相が退陣表明。被爆者らは原爆症認定基準の見直しへの影響を懸念
2007/9/14
厚労省が「原爆症認定の在り方に関する検討会」の構成を発表。医師や放射線の影響、法律の専門家の計8人で、広島からも3人の研究者を選ぶ
2007/9/19
イタリアの小学生が託した折り鶴を携えた同国のバイク隊「チーム・マルコポーロ」の男性5人が、2万キロの旅の目的地である平和記念公園に到着、原爆の子の像に折り鶴をささげる
2007/9/20
日本被団協が、原爆症認定制度の見直しに関する要求を新たにまとめ、舛添要一厚労相と各政党にあてて提出。爆心地からの距離や、直接、入市被爆を問わず、被爆者を幅広く救済する内容
2007/9/21
秋葉市長が、講演で「北朝鮮の核実験は、核保有がはっきりしたという意味で良かった」と発言した自民党の山崎拓前副総裁に核兵器廃絶へ積極的な取り組みを求める要請書を送付
2007/9/27
広島市南区の邇保姫(にほひめ)神社から出火、木造の本殿や隣接の社務所など計4棟を全焼。原爆でも倒壊せず、被爆者の避難場所に利用された
2007/9/27
原爆資料館の見学者が平和への願いをはがきなどに書いて館内の専用ポストに投函(とうかん)する「ピース・メール」に広島中央郵便局が消印を押し誤った問題で、同郵便局は「回収の際、ほかの郵便物と交ぜたことが原因」と発表
2007/9/28
厚労省が原爆症認定制度を見直すために設置した「原爆症認定の在り方に関する検討会」が初会合。原爆症認定集団訴訟の原告らが意見陳述し、入市や遠距離被爆などの被害実態も反映した制度に改めるよう求める

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