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ヒストリー

ヒロシマの記録2007 11月

2007/11/1
AP通信は、広島に原爆を投下した米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の機長として知られるポール・ティベッツ氏が、米オハイオ州の自宅で死去したと報道。被爆者やゆかりの人は、原爆投下を肯定し続けた氏の生涯を振り返り、複雑な心境を語る
2007/11/1
河野衆院議長が、国会内で記者会見し、08年7月の主要国首脳会議に合わせて日本で開催する「G8議長サミット」を、08年9月上旬に広島市で開催すると発表
2007/11/1
被爆した韓国人の元徴用工たち40人が、国や三菱重工業などに計4億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が、最高裁第一小法廷であった。在外被爆者への手当支給を認めなかった旧厚生省の通達を違法とし、国に4800万円の支払いを命じた広島高裁判決を支持。原告、被告双方の上告を棄却し、国の敗訴が確定
2007/11/2
「被爆市長」として核兵器廃絶を訴え続けてきた廿日市市の山下三郎市長が、4期16年の任期を終え退任
2007/11/2
秋葉市長が市役所で会見し、10月に韓国・済州で行われたUCLG総会で、平和市長会議が取り組む核兵器廃絶キャンペーンを支持する大会宣言が採択されたと明かす
2007/11/7
岡本太郎が描いた原爆壁画「明日の神話」の広島設置について、秋葉市長は壁画を所有する岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長の与謝野馨前官房長官と東京都内で会い、「広島市への設置が最もふさわしい」と伝える
2007/11/15
長崎で原爆に遭遇した地域によって「被爆者」と「被爆体験者」に区分けされ、援護に差をつけられているのは不当として、被爆体験者18人と、体験者に認められなかった4人の計22人が、国と長崎県、長崎市に被爆者としての認定を求める訴訟を、長崎地裁に起こす
2007/11/16
国の文化審議会が、一部が国の名勝になっている平和記念公園の残りの部分を国名勝に追加指定することなどを渡海紀三朗文部科学相に答申。公園のほぼ全域が国名勝になる
2007/11/25
ヒロシマ・ピース・センターが、広島市の市民団体「在韓被爆者渡日治療広島委員会」に第19回谷本清平和賞を贈る
2007/11/26
自民、公明両党の「原爆被爆者対策に関する与党プロジェクトチーム(PT)」が、爆心地から4キロ以内で直接、被爆した人は、がんや白血病など9項目の病気になった場合は自動的に原爆症と認める方針を固める
2007/11/29
自民、公明両党の与党PTが、海外に住む被爆者が被爆者健康手帳を取るのに来日しなければならない「来日要件」をなくすための被爆者援護法改正案を了承
2007/11/30
岡本太郎の原爆壁画「明日の神話」誘致に向け、広島市は設置場所を市中央公園のハノーバー庭園にする文書を、壁画を所有する財団に提出。東京都渋谷区、大阪府吹田市も名乗りを上げ、3市区の争いが確定

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