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ヒストリー

ヒロシマの記録2006 8月

2006/8/1
原爆ドームのバファーゾーン内に14階建てマンションの建設が進んでいる問題で、「世界遺産『原爆ドーム』の景観を守る会」が、俳優吉永小百合さんや広島市出身の映画監督新藤兼人さんらから建設反対に賛同する署名が届いたと発表
2006/8/1
広島市が保管・活用方法を検討している「原爆の子の像」に世界中から贈られた折り鶴の追加展示が中区の旧日本銀行広島支店で始まる。2005年度、国内外の学校から寄せられた約300万羽
2006/8/2
秋葉市長が6日に開く平和記念式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表。世界政治のリーダーたちを核兵器の「魔力」から解き放つ責任は世界の市民と都市にあるとして、固い意志と情熱を持って目覚め、行動する時が来たと呼び掛ける
2006/8/2
日本原水協系の原水爆禁止2006年世界大会が中区で幕開け。21カ国70人の海外代表を含め、約280人が参加。05年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の決裂を乗り越え、核兵器廃絶に向けた連携強化を申し合わせる
2006/8/3
原水禁国民会議系の原水爆禁止世界大会が、福岡市で開幕。日本や米、中国、韓国の平和団体の4人が「東北アジアの平和・非核化と安全保障」をテーマにパネル討論
2006/8/3
「劣化ウラン(DU)兵器禁止を訴える国際大会」が、中区で始まる。海外12カ国の科学者や医師、市民運動家ら約40人がDU兵器による健康被害や環境汚染などについて6日まで論議を続ける
2006/8/3
「爆心地復元映像制作委員会」の新作「爆心地~ヒロシマの記録~」が完成
2006/8/4
被爆者援護法に基づく原爆症認定の申請を却下したのは不当として、広島、山口両県などの被爆者41人が、国に却下処分の取り消しと一人300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、広島地裁であり、原告側が全面勝訴
2006/8/5
原告が全員勝訴となった原爆症認定集団訴訟の広島地裁判決を受けて、日本被団協などでつくる集団訴訟を支援する全国ネットワークが中区で報告集会
2006/8/5
被爆61年を迎えた広島原爆の日に合わせて、米各地で核兵器廃絶や戦争防止を訴える平和集会。ニューヨークでは、同市の本願寺仏教協会などの主催で「世界平和デー」を開催。原田真二さんら広島ゆかりの歌手や演奏家4人が反核・平和への強いメッセージを訴える
2006/8/6
米による原爆投下から61年の「慰霊の日」を迎える。平和記念公園で平和記念式典があり、4万5000人が参列。平和宣言で「核兵器からの自由をもたらす責任は今や、私たち世界の市民と都市にある」と強調。核兵器廃絶への行動を呼び掛ける
2006/8/6
「DU兵器禁止を訴える国際大会」が、被爆地広島から世界へ向けたDU廃絶行動への参加を呼び掛ける「ヒロシマ・アピール」を採択し閉幕
2006/8/7
7月に国の重要文化財に指定された世界平和記念聖堂で、南こうせつさんがコンサート
2006/8/8
広島市が、在韓被爆者4人から前日に申請があった被爆者健康手帳を交付。支援団体らの要望で申請方法を見直し、翌日交付が実現
2006/8/9
長崎が、61回目の「原爆の日」を迎える
2006/8/9
10日に発足50周年を迎える日本被団協が、長崎市で記念祝賀会
2006/8/9
原水禁国民会議系の被爆61周年原水爆禁止世界大会と日本原水協系の原水爆禁止2006年世界大会が、長崎市でそれぞれ核兵器廃絶を訴える大会宣言や大会決議を採択し全日程を終える
2006/8/11
被爆者援護法に基づく原爆症認定申請を却下された41人が却下処分の取り消しを求めた訴訟で、国が、全員を原爆症と認定した広島地裁判決を不服として控訴。原告全員も賠償請求の棄却を不服として18日控訴
2006/8/11
西区出身の漫画家こうの史代さん=東京都=の原爆をテーマにしたコミックをもとにした映画「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」の広島ロケ始まる
2006/8/17
米ABCテレビが米高官の話として、北朝鮮が地下核実験を準備している可能性を示す新たな動きが察知されたと報道
2006/8/17
核兵器廃絶を願う被爆地・長崎の声を世界に伝える「高校生平和大使」5人が、ジュネーブの国連欧州本部を訪れ日本の高校生らが国内と韓国、フィリピンで集めた核兵器廃絶を願う約4万9000人分の署名をジュネーブ軍縮会議のコーリー事務次長に手渡す
2006/8/21
原告41人全員勝訴の原爆症認定集団訴訟の広島地裁判決を受け、日本被団協などが、厚生労働省の「原子爆弾被爆者医療分科会」に、認定基準の抜本的見直しについての見解をただすとともに分科会の公開を求める申し入れ書を提出
2006/8/21
広島市など全国4都市で開催中のバスケットボール男子世界選手権の主催者、国際バスケットボール連盟の役員が平和記念公園の原爆慰霊碑を訪れる
2006/8/21
紛争解決や平和の実現に宗教がどのような役割を果たすべきかを探る、世界宗教者平和会議(WCRP)の青年世界大会が被爆地広島で24日まで意見交換
2006/8/21
国連軍縮横浜会議(国連アジア太平洋平和軍縮センター主催)が横浜市で開幕。23日まで
2006/8/22
民主党の岡田克也元代表ら有志約40人でつくる同党「核軍縮促進議員連盟」の設立総会が国会内で開かれる
2006/8/24
WCRP青年世界大会が対話を軸にさまざまな問題の解決を目指す「広島宣言」を発表、広島市での4日間の日程を終える。40カ国約200人の若手宗教家の議論は、26日に京都市で開会するWCRP世界大会に引き継ぐ
2006/8/25
広島市が、原爆ドームの永久保存に向けて、過去の工事や調査資料をデジタル化して一元管理するデータベース「原爆ドーム管理システム」をつくる
2006/8/28
米エネルギー省が、核爆発を伴わない臨界前核実験をネバダ州の地下実験場で30日に実施すると発表
2006/8/30
米エネルギー省が、通算23回目となる臨界前核実験を、米東部時間の30日午後2時(日本時間31日午前3時)にネバダ州の地下実験場で行い成功したと発表
2006/8/31
米の臨界前核実験に抗議し、原爆資料館の「地球平和監視時計」がリセットされる
2006/8/31
引退した広島電鉄の被爆電車「654号」の展示が7月から広島市交通科学館で始まったのを記念し、「被爆電車への想いを語る会」が、同館で行われる
2006/8/31
貧困解消や環境保護など「持続可能な開発」をテーマにした「ひろしま平和会議」の開会式が中区である
2006/8/31
IAEAのエルバラダイ事務局長が、国連安保理にイラン核問題に関する報告書を提出。イランが決議採択後も警告を無視、ウラン濃縮活動を継続していることを確認

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