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ヒストリー

ヒロシマの記録2005 3月

2005/3/1
パキスタンのムシャラフ大統領が「核の闇市場」を構築した同国の核科学者カーン博士について「(個人的に北朝鮮とイランに)複数の遠心分離機かノウハウを与えた可能性がある」と言明
2005/3/3
IAEA理事会が、北朝鮮が表明した核保有宣言に「深刻な懸念」を表明し、6カ国協議に無条件かつ早期の復帰を促す議長総括を全会一致で採択
2005/3/4
94年の米核戦略見直しで当時のクリントン政権が原爆投下後初めて先制核使用を放棄する政策の公式採用を検討したが、日本への「核の傘」が弱まり日米同盟に悪影響が生じると懸念して見送っていたことが判明
2005/3/6
原爆詩「生ましめんかな」で知られ、反戦反核運動にも取り組んだ詩人の栗原貞子さんが死去、92歳
2005/3/8
海外での死亡を理由に被爆者援護法に基づく葬祭料の支給申請を却下したのは違法として、韓国人被爆者の故崔季澈さんの遺族が長崎市に処分取り消しを求めた訴訟で、長崎地裁が原告勝訴の判決
2005/3/8
複数の米政府高官が、IAEAのエルバラダイ事務局長が提唱する核燃料施設新規建設の「5年間凍結」を支持できないとの見解
2005/3/13
イランの核問題が決着しない場合に備え、イスラエル軍がイランの核施設への奇襲攻撃を計画し訓練を実施していると英紙サンデー・タイムズが報道
2005/3/15
秋葉広島市長が、平和記念公園に国内外から寄せられる折り鶴を長期保存・展示する専用施設の整備を検討する意向表明
2005/3/15
パキスタンのカーン博士が「北朝鮮が使用可能な核爆弾を保有していると同国の複数の核開発科学者から聞いた」と供述していることが判明
2005/3/22
世界的建築家で平和記念公園の設計でも知られる文化勲章受章者の丹下健三氏が死去、91歳
2005/3/23
被爆体験を継承するため、広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が取り組む朗読事業が本格スタート。被爆者の手記や原爆詩を読む朗読ボランティアの各地派遣など
2005/3/23
国の原爆症認定基準を批判している日本被団協が独自の基準を公表
2005/3/24
広島市立大広島平和研究所の高橋博子助手らが同研究所でのワークショップで、54年3月1日のビキニ水爆実験で放射性降下物が全地球的規模で飛散した実態を報告
2005/3/25
広島市議会が、原爆資料館の入館料を無料にする市提案の条例改正案を否決
2005/3/28
米科学アカデミーが、原子力発電所の使用済み核燃料棒を貯蔵プールで保管するのはテロ対策上危険だとする秘密報告をまとめたと米紙ワシントン・ポストが報道
2005/3/29
故・東数男さんの原爆症認定訴訟で、東京高裁が一審を支持し国側の控訴を棄却する判決
2005/3/30
イラン政府が、IAEAの査察で03年に高濃縮ウランが検出された地下施設などを内外の記者らに異例の公開

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