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ヒストリー

ヒロシマの記録2005 11月

2005/11/1
厚労省が10年ごとに実施する被爆者実態調査で、今回初めて在外被爆者も対象に。国内外の約3万1600人
2005/11/1
平和の象徴のハトを飛ばす平和祈念・広島インターナショナルレースが平和記念公園をスタート
2005/11/3
イラク戦争の元米軍帰還兵で、劣化ウラン弾による健康被害を受けたというジェラルド・マシューさんが広島市内で講演
2005/11/5
原爆・平和をテーマにした国内外の映像作品約40本を上映する「ヒロシマ平和映画祭2005」が開幕
2005/11/6
01年に亡くなった「広島折鶴の会」世話人の河本一郎さんと親交のあった人たちが、遺志を継ぐ新組織「原爆の子の像と折り鶴の会」を設立。歌人の豊田清史さんが会長に就任
2005/11/7
戦時色がまだ薄い38年、広島市八丁堀(現中区)に開店した福屋新館の店内や近隣の商店街かいわいを撮影した映像が見つかる。福屋初代社長の遺族が原爆資料館に寄贈
2005/11/8
放影研が設立30年を祝う式典を広島市内で開催。被爆アオギリの苗を植樹
2005/11/9
北朝鮮の核問題をめぐる第5回6カ国協議が北京で始まる
2005/11/9
日本高野連が全国高校野球選手権大会の運営委員会で、参加選手から申し出があれば8月6日の原爆投下時刻に黙とうのための静粛な時間を設けることを決定
2005/11/9
イランの核交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が、核交渉再開を求める書簡を送った英など欧州3カ国の返答次第では、近くウラン濃縮を始める可能性を示唆
2005/11/11
学者や知識人でつくる「世界平和アピール7人委員会」が都内で創立50年記念の講演会。内外で核兵器廃絶を進め、平和憲法の理念を生かすよう求めるアピールを発表
2005/11/12
「原爆投下60周年の意味を問い返す」をテーマに日本平和学会の秋季研究集会が長崎市の長崎大で開幕
2005/11/15
アジア放射線研究会議の初会合を兼ねた日本放射線影響学会の第48回大会が広島市内で開幕
2005/11/17
アジアの放射線研究者の連携組織「アジア放射線科学連合」が広島で発足。広島大原医研など日本側の研究者が設立を呼び掛け、原子力災害時の緊急被曝医療を中心に研究者ネットワークを通じてノウハウを共有
2005/11/17
イランが中部イスファハンで、新たなイエローケーキ(ウラン精鉱)を使ってウラン転換作業を開始
2005/11/18
ブッシュ米大統領とプーチン・ロシア大統領が会談し、イランにウラン転換作業の継続を認める代わりに、核兵器開発につながる濃縮作業はロシアで行うよう求める妥協案を受け入れるべきだとの考えで一致
2005/11/22
広島市が平和記念公園など平和記念施設の保存・整備方針の中間取りまとめを公表。世界遺産の原爆ドームは耐震工事を施して「現状保存」。同時発表した原爆資料館の更新計画素案では、西館を先に回るよう見学順路を見直す方針を盛り込む
2005/11/22
日米韓3カ国とEUが、03年末から停止している北朝鮮での軽水炉建設事業の廃止で合意。朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)は解散へ
2005/11/24
広島市が、碑文が傷つけられた原爆慰霊碑の本格修復を開始。黒髪島(周南市)から御影石を取り寄せ、同じ碑文を刻む
2005/11/26
米ニクソン政権が70年代、数千発の核弾頭で中ソ両国に壊滅的な打撃を与える「単一統合作戦計画」の実効性に疑念を抱き、より実現性の高い、限定的な核兵器使用の選択肢を模索していた経過が、解禁された米公文書から判明
2005/11/30
外務省が、海外に住む被爆者からの被爆者援護法に基づく健康管理手当などの申請について、在外公館での受け付けを開始
2005/11/30
米シンクタンク「エネルギー環境調査研究所」が、核開発を主導してきたロスアラモス国立研究所で少なくとも300キロの核兵器級プルトニウムが行方不明になっている可能性があるとの報告書を発表

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