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ヒストリー

ヒロシマの記録2004 1月

2004/1/4
広島で被爆死した元米兵ジョン・ロング・ジュニアさんの遺影が、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に登録される。被爆米兵の遺影登録は初めて
2004/1/5
広島市の市民団体代表大庭里美さんの翻訳で、ニュージーランド政府が発行した平和教育パンフレット日本語版が完成
2004/1/6
生協ひろしまの合唱サークル「虹のコーラス」が毎月6日に平和記念公園で開いている反戦歌の集いが100回目
2004/1/6
カザフスタンのザクシリク・ドスカリエフ保健相が広島市内で、セミパラチンスク核実験場周辺の住民の健康影響について講演
2004/1/7
国連環境計画(UNEP)がイラク戦争についての報告書で、米英軍による劣化ウラン弾の使用を確認。硫黄工場の火災や放射性物質の略奪などによる住民の健康被害や環境汚染を指摘
2004/1/10
イラク南部サマワで日本の市民団体などが兵器の残骸(ざんがい)を調べた結果、通常レベルの約300倍の放射線量を確認したことが判明
2004/1/13
石破茂防衛庁長官が、武器輸出三原則を見直し、米国以外との兵器の共同開発拡大を検討する考えを表明
2004/1/13
ビキニ環礁で米国が繰り返した原水爆実験で、白血病やがんなど健康障害を認定された島民が1865人に上り、これまでにうち約840人が死亡したことがマーシャル諸島共和国のまとめで判明
2004/1/15
米軍部が1980年代前半まで核戦略の策定に当たり、核兵器使用による都市への被害は爆風による破壊が主体と判断し、放射線や熱線は過小評価していたことが、機密指定を解除された米公文書などから判明
2004/1/15
各宗派でつくる広島県宗教連盟が自衛隊イラク派遣に反対する宗教者アピールを発表
2004/1/17
市民団体などが原爆ドーム前で自衛隊イラク派遣に反対集会
2004/1/19
原爆が爆発した瞬間や直下の被害を描くコンピューターグラフィックス作品「ヒロシマ・グラウンド・ゼロ」の制作が、爆心地近くの寺で本格スタート
2004/1/20
ブッシュ米大統領が年頭の一般教書演説でイラク戦争の正当性を強調。北朝鮮とイランを名指しで非難し核計画の放棄を要求
2004/1/20
学生が広島で折り鶴放火事件を起こした関西学院大(兵庫県西宮市)と広島女学院大(広島市東区)が単位互換協定を締結。女学院大の集中講座「ヒロシマ」を関学大生も受講へ
2004/1/21
広島市などが被爆直後の「黒い雨」体験者は現在も心身への影響を受けているとの分析結果を正式発表
2004/1/21
広島市が旧日本銀行広島支店での折り鶴試験展示に対する入場者アンケート結果を集計。展示方法を好意的に受け止める入場者が6割を超える
2004/1/21
北朝鮮・寧辺の核施設を視察した米ロスアラモス国立研究所のシグ・ヘッカー元所長が「見せられたプルトニウムは本物の可能性が高い」と証言
2004/1/24
故渡辺武男東京大教授が被爆直後の広島、長崎で採取した岩石や建材などを紹介する「石の記憶」展が都内の東京大総合研究博物館で開幕
2004/1/28
広島県双三郡六町村と甲奴町の被爆者らが市町村合併を前に「三次市原爆被害者協議会」の結成総会
2004/1/29
ハワード・ベーカー駐日米国大使が原爆慰霊碑に花を手向け、平和記念公園内を秋葉忠利広島市長と散策
2004/1/30
原爆慰霊碑の防水改修工事に伴い、広島市が原爆死没者名簿を搬出

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