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ヒストリー

ヒロシマの記録2004 3月

2004/3/1
中部太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での米国の水爆実験で、現地の島民や第五福竜丸乗組員が被災した「ビキニデー」から50年。同諸島の首都マジュロや静岡県焼津市などで追悼式典や集会
2004/3/1
医学者の立場から核兵器廃絶を訴え、広島大や名古屋大の学長も歴任した病理学者の飯島宗一氏が死去、81歳
2004/3/2
米国のケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)が上院公聴会で北朝鮮の核問題について証言し「8000本の使用済み核燃料棒すべての再処理を完了した可能性が相当高い」と表明
2004/3/5
広島市が、平和記念公園にある原爆の子の像に真ちゅう製の金色の折り鶴(複製)を再びつるす。鎖との接続部が摩耗し修復していた
2004/3/8
原爆症認定集団訴訟で広島、山口県の被爆者8人が広島地裁に提訴。広島では第3次で原告は計45人に
2004/3/8
広島市の国連訓練調査研究所(UNITAR=ユニタール)の第3回研修が世界遺産をテーマに始まる
2004/3/10
広島大原医研が広島市内で旧ソ連のセミパラチンスク核実験場の影響をテーマに国際シンポジウム。周辺住民50人の歯のエナメル質から測定した被曝(ひばく)線量を報告
2004/3/10
広島市の市民団体が03年夏にイラクから持ち帰った現地の人の尿から、比較的高い値のウラン238を検出。劣化ウラン弾の影響かどうかは不明
2004/3/11
文部科学省が原子力災害時の重症被曝者の治療に当たる全国2カ所目の三次被曝医療機関として広島大を選定。西日本での中心的役割を担う
2004/3/12
広島市内で、原爆ドームの保存に尽くし03年11月に亡くなった広島大名誉教授の佐藤重夫さんをしのぶ会
2004/3/13
小泉純一郎首相が広島県を訪れ、世界遺産の原爆ドームなどを駆け足で視察
2004/3/13
原民喜の没後53年。原爆ドーム近くの詩碑前で「花幻忌の集い」
2004/3/15
広島市が原爆ドーム敷地内で被爆当時の地表の保存状態を調べる発掘調査に着手
2004/3/15
衆院憲法調査会が広島市内で地方公聴会。被爆者らが意見陳述
2004/3/16
特定の遺伝子異常の種類や場所で被爆者と非被爆者の違いが鮮明になることを広島大原医研の木村昭郎教授らが見つけ、米国の血液学専門誌で発表
2004/3/18
学生が平和記念公園で折り鶴を燃やした関西学院大が、全国から寄せられた折り鶴約120万羽のうち最後に残った約20万羽を原爆の子の像にささげる
2004/3/18
米エネルギー省が、年60億ドル規模の核兵器開発・製造予算を5年後には75億ドルに増加させると計画していることが判明
2004/3/20
名古屋で研修中のイラクの小児科医モハマド・ハッサンさんと内科医アサド・アミールさんが広島市内で、満足な医療ができないイラクの現状を訴える
2004/3/23
尾道市議会が劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書を全会一致で可決
2004/3/25
広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第1陣が最初の訪問地である南アフリカに向け出発
2004/3/26
中国人の強制連行訴訟で新潟地裁が国と企業に賠償を命じる判決。原告の中には広島で被爆した張文彬さんも
2004/3/26
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が、広島県外の被爆者の証言を収録したビデオを館内で公開
2004/3/27
広島市内で「核兵器廃絶をめざすヒロシマのつどい」。05年春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた運動などで意見交換
2004/3/29
海外からの郵送申請を理由に健康管理手当の受給を広島市が却下したのは違法として、米カリフォルニア州在住の被爆者女性が広島地裁に提訴。海外からの申請の是非を問う訴訟は同地裁で3人目
2004/3/30
原爆資料館が東館1階にある原爆投下理由の展示コーナーを一新。米国の原爆開発から広島投下までの経過や背景について説明を充実。開館10年の東館では初の大幅リニューアル
2004/3/31
長崎で被爆した東京都町田市の東数男さんが慢性肝機能障害による原爆症認定申請を却下した国の処分取り消しを求めた訴訟で、東京地裁が請求を認める判決。認定をめぐる被爆者勝訴は4例目。国は4月12日に控訴

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