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ヒストリー

ヒロシマの記録2004 6月

2004/6/1
広島市立大広島平和研究所などが入居する新ビルが中区大手町に完成
2004/6/2
ノルウェーの小説家エンドレ・ルンド・エリクセンさんが作品執筆のため被爆者の体験を取材
2004/6/2
広島大の「原爆・被ばく関連資料データベース」が完成。中国新聞の記事や写真、米国陸軍病理学研究所(AFIP)の収集写真などを収録
2004/6/4
原爆資料館が展示や施設の将来像について、来館者や有識者を対象にしたアンケート結果をまとめる。西館の保存を求める声が多い
2004/6/4
ブッシュ米政権が、保有する核弾頭約1万発のうち4割を2012年までに廃棄し、保管用も含め約6千発を中期的に温存させる新たな備蓄核計画を決め、米議会に報告書を提出
2004/6/5
広島市中区の江波山公園内にある被爆者慰霊石碑「母子愛の像」に手向けられていた折り鶴から出火、約1万羽を焼く
2004/6/6
米国の第40代大統領ロナルド・レーガン氏が死去、93歳
2004/6/7
「民間大使」が米国でホームステイしながら被爆体験や日本文化を伝える「ネバーアゲインキャンペーン」を提唱した米国のレイスロップさん夫妻が広島市役所で会見し、05年秋からの第9期計画について説明
2004/6/7
金沢市で第10回国連北東アジア金沢シンポジウムが開幕
2004/6/9
日本被団協が総会で、米ニューヨークの国連本部での原爆展を05年春に開催する方針
2004/6/9
米国での日米首脳会談で、小泉首相が自衛隊のイラク派遣を継続し多国籍軍に参加させる方針を表明
2004/6/9
米国での主要国首脳会議(シーアイランド・サミット)で「大量破壊兵器の不拡散」と題する行動計画を発表
2004/6/10
被爆後の復興に尽力した元広島市助役の故・銀山匡助さんの遺稿などを、中国地方整備局が冊子にまとめる
2004/6/12
入市被爆した人に下痢や脱毛などの急性症状がみられたのは、残留放射能による内部被曝が影響しているとの分析結果を名古屋大名誉教授の沢田昭二さんが広島市内の集会で発表
2004/6/14
広島市が似島で、原爆死没者の遺骨を捜す本格発掘調査に着手
2004/6/15
秋葉広島市長が、広島大本部跡地にある被爆建物「旧理学部1号館」について、広島平和記念都市建設法の適用で無償貸与か譲与を受ける方策を検討する意向を示す
2004/6/15
ドイツ・ベルリン工科大が4月から、被爆体験を学問的に継承する「広島・長崎講座」を海外では初めて開設していたことが広島市への連絡で判明
2004/6/16
広島県宮島町の広川和男さんが、学徒動員中に被爆死した姉が着ていた制服を原爆資料館に寄贈
2004/6/16
中曽根康弘元首相が防衛庁長官当時の1970年、日本の核武装の技術的可能性を研究するよう同庁に極秘で指示していたことが本人の回顧録で判明
2004/6/18
IAEA定例理事会が核開発計画に関連してイランを非難する決議を全会一致で採択
2004/6/19
大韓赤十字社が3月に韓国の新聞に広告を出した結果、新たに50人の被爆者が見つかったことが判明
2004/6/19
イランの最高安全保障委員会のロウハニ事務局長が、IAEAのイラン非難決議に反発し、ウラン濃縮に必要な遠心分離機の組み立て再開を示唆
2004/6/20
インドとパキスタンの専門家協議(次官補級)で、核実験の停止継続や両国外務次官の間のホットライン新設で合意
2004/6/20
平和記念公園近くでスイス人医師の故マルセル・ジュノー博士の生誕100周年記念祭。長男のブノワ氏も出席
2004/6/21
IAEAのエルバラダイ事務局長が米国で講演し「40以上の国が核兵器製造のノウハウを持っていることを示す推定もある」との憂慮を表明し、核拡散防止の包括的な強化策をあらためて提案
2004/6/23
追悼祈念館が、被爆体験記を読み聞かせる朗読会の試行をスタート
2004/6/23
北朝鮮の「核」をめぐる第3回6カ国協議が北京で開幕
2004/6/24
放影研の理事会が、米エネルギー省が打診している運営予算削減に反対する声明文をまとめて閉会
2004/6/28
全米市長会議が、平和市長会議が提唱している「核兵器廃絶のための緊急行動」を支持する決議文を採択
2004/6/28
原爆投下直後の「黒い雨」の体験者が、冊子「黒い雨 ヒロシマからの証言」を刊行
2004/6/29
海外からの申請を理由に保健手当の認定を広島市が却下したのは違法として、米カリフォルニア州の被爆者男性が広島地裁に提訴。海外からの申請の是非をめぐる訴訟は広島地裁で4人目

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