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ヒストリー

ヒロシマの記録2002 8月

2002/8/1
平和記念公園内に国が建設した国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が開館
2002/8/1
原爆投下直後に降った「黒い雨」と、原爆による心理的影響を調べるため、広島市が市全域の1万人にアンケートを郵送
2002/8/1
広島県原爆被爆教職員の会などでつくる「ヒロシマ平和教育をすすめる連絡会議」が、核兵器や被爆に関する平和教育の継続を県教委に要請
2002/8/1
原爆の爆心直下の「猿楽町」の被爆前の町並みが、三次元CG技術で復元される
2002/8/1
原爆資料館が「音声ガイド」を更新。新たにナレーションを担当したのは女優の吉永小百合さん
2002/8/1
被爆者が描いた「原爆の絵」展が広島市のNHK広島放送局で始まる
2002/8/2
日本原水協系の原水爆禁止2002年世界大会の国際会議が広島市で開幕。24カ国の海外代表約60人が出席。4日、広島市で広島大会開会総会。約7000人が参加。6日、アピールを採択し広島大会閉会
2002/8/2
原水禁国民会議系の被爆57周年原水爆禁止世界大会の国際会議が横浜市内で開幕。4日、広島市で広島大会開会総会。約3500人が参加。6日、広島大会まとめ集会でアピール採択
2002/8/2
原爆の子の像の折り鶴の不審火に心を痛めた京都府板金工業組合の青年部員らが、像の前に金属製の鶴をささげる
2002/8/3
米中枢同時テロ直後、報復のための武力行使容認決議に唯一反対したバーバラ・リー下院議員が広島市を訪れる
2002/8/3
「原爆投下をめぐる『記憶』と『和解』」をテーマにした国際シンポジウムが広島市で開催
2002/8/3
広島市立大広島平和研究所が、報告書「21世紀の核軍縮・広島からの発信」を9月に出版すると発表
2002/8/3
原水禁国民会議系の「非核平和行進」が平和記念公園に到着。連合広島が初めて市内で行進を実施し同時にゴール
2002/8/3
「被爆者が描いた原爆の絵を街角に返す会」が第1号の碑を広島市中区の西応寺に建立し除幕
2002/8/4
国際平和シンポジウム「呼び戻そう核廃絶の流れを・報復から対話へ」を広島市で開催
2002/8/5
被爆をめぐる3世代の女性を描いた吉田喜重監督の映画「鏡の女たち」が、ロケ地の広島市中区の元安川河岸で上映される
2002/8/5
核禁会議が広島市で広島地方集会
2002/8/5
広島市で連合の2002平和ヒロシマ集会
2002/8/6
広島被爆57周年。広島市の平和記念公園で、原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)があり、被爆者や遺族ら約4万5000人が参列。この1年間で、新たに4977人が記帳された原爆死没者名簿2冊を原爆慰霊碑に奉納。名簿は22万6870人に。こども代表の己斐小6年三輪尚充君と段原小6年肱岡芳英さんが「平和への誓い」。小泉首相や国連大学のラメシュ・タクール副学長があいさつ。米中枢同時テロの遺族らも参列。市は参列者に折り紙を配り、米とアフガニスタンに贈るための折り鶴を集める
2002/8/6
秋葉市長が平和宣言。57年前の記憶が薄れつつある/特に昨年のテロ以降、核戦争の危険性が高まっている/「和解」の心は過去の過ちを繰り返さず、未来を創(つく)ることにある/ブッシュ米大統領の広島、長崎訪問を強く求める/日本国政府の役割は、核兵器の絶対否定と戦争の放棄である/在外被爆者を含め、すべての被爆者援護の施策を充実すべきである/「平和と人道の世紀」を創造する努力を誓う・が骨子
2002/8/6
小泉首相が、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で開館記念のテープカット
2002/8/6
中国新聞社の原爆報道を紹介する「原爆報道展 未来への伝言 語り続けるヒロシマ」が横浜市の日本新聞博物館(ニュースパーク)で開幕。9月8日までで、計7730人が入場
2002/8/6
広島市で広島交響楽団の「平和の夕べ」コンサート
2002/8/6
広島に原爆を投下した米の爆撃機エノラ・ゲイの機長だったポール・ティベッツ氏が英紙ガーディアンとのインタビューで、米は44年9月の時点で日本だけでなく欧州も原爆投下の対象にしていたと語る
2002/8/6
坂口厚労相が広島市で会見し、戦前に朝鮮半島から強制連行され帰国途中に船が遭難して死亡、市内に保管中の遺骨を国が一時保管する考えを表明
2002/8/7
伊藤長崎市長がカナダ在住の被爆者須賀正孝さんに被爆者健康手帳を交付。国の新たな在外被爆者支援事業で、渡航費用などを初支給
2002/8/7
国連京都軍縮会議が「国際安全保障と軍縮に対するテロリズムの挑戦」をテーマに京都市で開幕。9日まで
2002/8/7
北朝鮮の咸鏡南道琴湖地区で、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が建設を進める軽水炉の収容施設の着工式典
2002/8/7
中国新聞が、世界各地に暮らす在外被爆者を対象に実施した生活・健康実態アンケートの結果をまとめ、紙面で紹介
2002/8/9
長崎市の平和公園で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典。被爆者や遺族、小泉首相ら約5700人が参列。伊藤市長は平和宣言で米の核政策を初めて名指しで批判
2002/8/9
広島大が広島市、広島県などと連携し、平和科学コンソーシアムを設置、「平和メッセージ発信」事業に取り組む方針
2002/8/12
露有力紙コメルサントが、米の核政策などを批判した秋葉広島市長と伊藤長崎市長の平和宣言を取り上げ、日本で反米感情が高まっていると指摘
2002/8/14
イラン反体制組織の国民抵抗評議会(NRC)幹部が米で会見し、イラン政府は2カ所で秘密裏に核施設の建設を進めていると明かす
2002/8/15
終戦の日。広島市で峠三吉たちの反戦詩を朗読する市民の集い
2002/8/15
米国防総省が、02年の国防報告を公表。大量破壊兵器などの行使を目指す敵に対し、核兵器を含む先制攻撃も辞さない方針を明記
2002/8/19
原爆資料館の入館者が通算5000万人に。55年8月24日の開館以来47年間で達成
2002/8/19
広島の原爆で被爆した建造物の残留放射線の実測値が、近距離では、策定作業が進む新たな被曝線量推定方式「DS02」の理論値にほぼ沿った結果、と広島市での「広島原爆線量研究会」で報告
2002/8/21
広島被爆者団体連絡会議(被団連)事務局長で広島県被団協(藤川理事長)事務局次長の近藤幸四郎さんが死去、69歳
2002/8/26
被爆者健康手帳を取得するため韓国慶尚南道陝川郡の李永煥さんが広島市を訪れ申請手続き。国の在外被爆者支援事業の広島市での適用第1号
2002/8/26
連合広島と広島県被団協(藤川理事長)などがベトナムで9月4日から原爆展を開くと発表
2002/8/29
米がネバダ州の地下実験場で臨界前核実験を実施
2002/8/30
秋葉広島市長と藤田広島県知事がそれぞれ臨界前核実験への抗議文をブッシュ大統領に送る。被爆地広島で抗議が続く

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