×

ヒストリー

ヒロシマの記録2001 1月


2001/1/1
はだしで歩き、原爆犠牲者を慰霊する「原爆はだし供養」が、広島市の平和記念公園で行われる
2001/1/2
米の核問題専門誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」最新号が、1960年代に英がシンガポールに秘密裏に戦術核兵器を配備、貯蔵していた、と報道
2001/1/4
62年、米統合参謀本部が、日本への核兵器配備が困難なことから在日米軍基地の軍事的価値を疑問視し、規模縮小などを検討したが、ソ連や中国との核戦争を念頭に従来通りの機能維持を決めていたことが、米公文書で判明。日本は核攻撃のかく乱役との表記も
2001/1/4
バルカン帰還兵にがんが多発、北大西洋条約機構(NATO)軍が使用した劣化ウラン弾との関連が疑われている問題で、イタリアが使用状況に関する情報開示を進めるため、他の加盟国から指示取り付けへNATO全加盟国との二国間協議に入る
2001/1/5
国連環境計画(UNEP)が、ユーゴスラビア・コソボ自治州のNATOが劣化ウラン弾を使用した地点で「自然環境に比べてわずかに高いレベルの放射線」が確認されたと発表
2001/1/11
英軍内部で4年前、劣化ウラン弾が人体に有害と警告する報告書をまとめていたと、英紙デーリー・テレグラフが報道
2001/1/12
カザフスタンのセミパラチンスク核実験場周辺の医師2人が来日。広島、長崎両市で被爆者医療や行政のノウハウなどを学ぶ
2001/1/12
広島県原水協と県被団協(金子一士理事長)が、NATOの委員会で劣化ウラン弾使用凍結要求に反対した米英両国政府あてに抗議文
2001/1/12
ギリシャ政府が、劣化ウラン弾について、安全性が確認できるまで使用を中止することを明かす。国際原子力機関(IAEA)はNATOに対し、劣化ウラン弾と「バルカン症候群」との因果関係を早急に調査する必要性があるとの公式声明を発表
2001/1/14
被爆建物、旧日本銀行広島支店の一般公開が終了。市民約5100人が訪れ、約470件の活用アイデアが寄せられる
2001/1/17
欧州議会が、NATOに劣化ウラン弾使用を一時中止するよう決議
2001/1/20
作家井伏鱒二が小説「黒い雨」を書く際、モデルの重松静馬さんに送った書簡約30通が広島県神石郡三和町の重松さん宅で見つかる
2001/1/20
広島県被団協(藤川一人理事長)が44年の歩みをつづった初の追悼記念誌「核のない明日を願って」を刊行
2001/1/21
山口県原爆被爆者福祉会館「ゆだ苑」が、県内3カ所で被爆者と被爆二世の巡回検診。被爆体験継承の場に
2001/1/22
原爆ドームで劣化が進む窓部分の4カ所を対象に、広島市が劣化原因などの現地調査を始める
2001/1/24
被爆者の生活をつづった被爆後初めての手記集「原爆に生きて」の編さんや、初の被爆者組織「原爆被害者の会」の結成で知られる市民運動家・川手健の未発表小説の原稿発見
2001/1/25
欧州会議が総会で劣化ウラン弾の全面禁止を決議
2001/1/26
広島に文学館を!市民の会が、旧日本銀行広島支店を原爆文学の世界的拠点とするよう求める要望書を広島市に提出

年別アーカイブ