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ヒストリー

ヒロシマの記録2001 6月


2001/6/1
元韓国原爆被害者協会会長の郭貴勲さんが、韓国に帰国後も被爆者援護法に基づく健康管理手当の支給を国と大阪府に求めた訴訟で、大阪地裁は在外被爆者の受給資格を初めて認める判決。福田康夫官房長官は「控訴を含む善後策は厚生労働省を軸に検討」
2001/6/2
沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ沖に、大規模な海上基地を建設する構想が1960年代半ばに米軍内で浮上、核兵器の海上輸送も視野に、前方展開強化のための青写真を描いていたことが、米軍関係文書から明らかに
2001/6/7
平和記念公園の原爆の子の像の建立運動にかかわった広島折鶴の会世話人、河本一郎さんが死去。72歳。10日の告別式で、ヒロシマ・ピース・センターの谷本清平和賞贈られる
2001/6/7
広島大原爆放射能医学研究所(原医研)が、2002年春から「ゲノム医学」「再生医学」などを導入する全面的改組の将来構想
2001/6/7
被爆直後の急性症状について、被爆者の記憶は半世紀たっても鮮明ということが長崎大などの調査で判明。広島市であった原子爆弾後障害研究会で報告
2001/6/11
原子力安全委員会が、原子力災害の際の緊急被曝医療について、原子力防災指針を改定。迅速に被曝患者を診察できる体制づくりなどを盛り込む
2001/6/11
核実験での被曝など太平洋地域の核被害を告発し、反核活動に取り組む女性運動家ケイト・デュースさんとメアリ・シルクさんが、広島市の原爆資料館東館で講演
2001/6/11
東京都夢の島にある第五福竜丸展示館が開館25周年を迎え、都内で記念の集い
2001/6/11
在ブラジル原爆被爆者協会理事長の森田隆さん、綾子さん夫妻が、南米の被爆者58人の戦後史をつづった「ブラジル・南米被爆者の歩み」を出版
2001/6/13
在外被爆者への被爆者援護法適用を認めた大阪地裁の判決に対し、政府は大阪高裁に控訴する方針を決定。原告の郭貴勲さんが「政府は非人道的だ」
2001/6/15
坂口力厚生労働相が、在外被爆者への被爆者援護法適用を視野に法改正を検討し、年内に結論を出す考えを表明。超党派の国会議員による在外被爆者に援護法適用を実現させる議員懇談会が、政府の控訴を批判、援護法改正発言は評価
2001/6/16
ブッシュ米大統領とプーチン露大統領が、スロベニアで初会談。ABM制限条約の改廃など新安全保障体制について対話継続で一致
2001/6/18
藤田広島県知事が国に対して在外被爆者への被爆者援護法の適用を初めて求める考えを明かす
2001/6/18
田中真紀子外相が、ワシントンでパウエル国務長官と会談。米ミサイル防衛構想について「理解」を確認
2001/6/19
広島市の平和記念公園の「平和の灯」をともしたトーチを掲げ、広島県内86市町村を走る「反核平和の火リレー」が原爆慰霊碑前を出発
2001/6/23
第29回全国平和教育シンポジウムが広島市の広島女学院大で開かれる
2001/6/26
広島市が在韓被爆者を広島に招く渡日治療の検討を始める
2001/6/27
露戦略ミサイル軍が、米のミサイル防衛配備を想定した、大陸間弾道ミサイル(ICBM)SS19の発射実験に成功
2001/6/28
原爆死没者追悼平和祈念館の建設広島検討会議で、厚生労働省が、祈念館の設置目的や役割、原爆被害の概要などについての説明文案を初めて提示し、被爆者らの意見を聞く

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