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ヒストリー

ヒロシマの記録2001 8月


2001/8/1
被爆56周年原水爆禁止世界大会(原水禁国民会議系)国際会議が東京都内で開幕
2001/8/1
厚生労働省が設置した在外被爆者に関する検討会が初会合
2001/8/1
広島市の2000年度の被爆者数が8万8592人に。平均年齢は70.1歳になり初めて70歳台に
2001/8/1
長崎市の被爆指定地域拡大問題で、厚生労働省の専門家検討委員会が「未指定地区の被爆体験者にも心身に悪影響を与え、身体的健康度の低下にもつながっている可能性が高い」とする最終報告
2001/8/2
被爆者援護法に基づく健康管理手当支給を求める訴訟で勝訴した韓国人被爆者、郭貴勲さんを招いた集会が原爆資料館で開かれ約100人が参加
2001/8/3
原水爆禁止2001年世界大会(原水協系)国際会議が広島市で開幕
2001/8/3
広島県被団協(金子理事長)の「被爆二世、三世の会」が発足
2001/8/4
原水禁系の被爆56周年原水爆禁止世界大会広島大会が広島市で開幕
2001/8/5
「人類が21世紀を生きのびるために―人類と科学技術の和解を目指して」をテーマに世界平和連帯都市市長会議が広島市で開幕
2001/8/5
子どもたちによる「メッセージ from ヒロシマ」が広島県立総合体育館で行われ、インドや露など海外6カ国の16人を含む約1500人が参加
2001/8/5
国の原爆症認定審査が滞っている問題で、厚生労働省が申請に必要な医師の意見書と疾病内容文書の記載項目を列挙したリストを作り、広島、長崎両市と各都道府県に配布へ
2001/8/6
広島被爆56周年。広島市の平和記念公園で原爆死没者慰霊式・平和祈念式が営まれ、小泉首相ら約5万人が参列。この1年間で新たに4757人が記帳された原爆死没者名簿を原爆慰霊碑に奉納。名簿登載者総数は22万1893人に。子ども代表の矢野西小6年畠山康成君と段原小6年藤森優香さんが「平和への誓い」を読み上げる。在日本大韓民国民団広島県地方本部と在日本朝鮮人総連合会広島県本部の代表が初めて合同で原爆慰霊碑に献花。広島県出身のハンセン病の元患者を初めて招待した
2001/8/6
秋葉広島市長が平和記念式典で平和宣言。「『戦争の世紀』の生き証人であるヒロシマは21世紀を核兵器のない、『平和と人道の世紀』にするため、全力を尽くすことを宣言します。多くの被爆者は、そして被爆者と魂を重ねる人々は、人類の運命にまで自らの責任を感じ、岩をも貫き通す堅い意志を持って核兵器の廃絶と世界平和を求めてきました。その記憶と責任感、意志を、生きた形で若い世代に伝えることこそ、人類が21世紀を生き延び、22世紀へ虹(にじ)色の橋を架けるための最も確実な第一歩です」
2001/8/6
小泉首相は会見で在外被爆者への援護問題で「しかるべき援護措置を講じたい」と前向きに取り組む姿勢を示す
2001/8/6
日本原水協などの原水爆禁止2001年世界大会・広島が広島県立総合体育館で開かれ、米軍機低空飛行訓練中止を求めている広島県君田村長が連帯呼び掛け。原水禁系の世界大会広島大会は県民文化センターで開き、ヒロシマ・アピール採択
2001/8/6
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会が原爆資料館で「核のない21世紀を!ヒロシマ国際対話集会の夕べ」
2001/8/6
ジャズピアニストの秋吉敏子が広島厚生年金会館で、自作の新曲「ヒロシマ―そして終焉から」を初演
2001/8/6
広島市の高校生たちが建立運動を進めた「世界の子どもの平和像」が広島市民球場前で除幕
2001/8/6
山口市の原爆死没者の碑前で追悼式
2001/8/8
広島原爆の爆心地である島外科南側の座標が「東経132度27分29秒」ではなく「27秒」だったことが、広島大の研究者らの調査で判明
2001/8/8
市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」の支援訪問団が、セミパラチンスクに向け出発。核実験場周辺の村4カ所で、初めて子どもの歯が受けた影響を調査し、甲状腺など検診
2001/8/8
トルーマン米大統領が1945年7月のポツダム会談で、日本への原爆投下方針をチャーチル英首相に打ち明けた際、原爆は1発だけしか使わない意向を伝えていたことが、スイス連邦公文書館で見つかった文書で判明
2001/8/9
長崎市の平和公園で、原爆犠牲者慰霊平和祈念式典。小泉首相や遺族ら約4800人が参列。伊藤長崎市長が平和宣言で、核のない平和な21世紀の実現に向け全力を尽くすことを世界に誓う
2001/8/9
世界平和連帯都市市長会議が長崎市で、21世紀を「人道の世紀」とするよう努力することを盛り込んだ「ヒロシマ・ナガサキアピール」を採択し閉幕
2001/8/10
広島の子どもたちによる「中学生による21世紀未来会議」と「子どもによる平和へのメッセージ2001」が広島市役所などで開かれる
2001/8/14
ハンガリー文化省が科学、芸術発展に尽くした人に授与される「コルビヌス賞」を、「水爆の父」と呼ばれる同国出身の物理学者エドワード・テラー氏に授与すると決定
2001/8/24
英科学誌「ニューサイエンティスト」最新号が、日本が月面での使用を想定した超小型の原子炉を研究していると報道
2001/8/26
広島市と交流がある中国重慶、韓国大邱、英コベントリーの3市の若者が音楽や伝統芸能を通じて平和の大切さを訴える「ヒロシマ子ども国際平和交流祭2001」が始まる
2001/8/28
国連軍縮石川・金沢会議が金沢市で開幕し、安全保障や北東アジア地域の安定をテーマに協議
2001/8/31
坂口厚生労働相が韓国・ソウルで、金元吉・保健福祉相と会談。被爆者援護法の見直しに取り組む方針を初めて韓国側に伝える

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