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ヒストリー

ヒロシマの記録1998 7月


1998/7/6
厚生省が、95年に実施した原爆被爆者実態調査の結果を公表。65歳以上で寝たきりの被爆者が、一般高齢者に比べて2倍以上に上ることが判明。厚生省は2000年スタートの介護保険制度をにらみ、被爆者対策の充実を検討
1998/7/8
英国が「戦略防衛見直し」を発表し、現在保有する戦略原潜搭載の核弾頭の3分の1削減と兵器用核物質、プルトニウムの量など核情報の公開方針示す
1998/7/9
広島平和研究所が開設記念シンポジウム「世界における軍縮問題―21世紀に向けて」を広島市内で開催。核拡散防止の新たな枠組みなどについて論議
1998/7/13
ブラジルのカルドゾ大統領が、CTBT批准書と、NPT加入書の2文書に調印
1998/7/17
カザフスタンと平和交流を続ける「広島カザフスタン友好の会」が、セミパラチンスク核実験場の核被害者の援助を目的とした「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」を結成
1998/7/17
広島市の原爆資料館が企画展「子どもたちの戦場―集団疎開、おとうさんおかあさんと離れて」を開催
1998/7/17
広島平和研究所の明石康所長が、当面の研究テーマとして核廃絶への具体的な道筋など4項目を決定。橋本龍太郎首相が提唱した「核軍縮・不拡散に関する緊急行動会議」開催も研究の一環と位置付け
1998/7/21
国が、広島、長崎両市に建設する原爆死没者追悼平和祈念館の開設準備検討会が、事務局の厚生省が示した最終報告案をおおむね了承し、実質的な議論を終了。99年度着工を目指す。広島の被爆者らには、厚生省に対する不信感と早期建設への期待感が交錯
1998/7/27
被爆直後の広島の惨状などを記録した写真のネガフィルム63カットを、保存していた元米海軍大尉の故ハーバート・オースチンさんの長男ブレット・オースチンさんが広島市の原爆資料館に寄贈
1998/7/27
50年に広島市が初めて募った「原爆体験記」のオリジナル原稿165編が、市公文書館に保存されていたことが判明
1998/7/29
インドのバジパイ、パキスタンのシャリフ両首相が、核実験後初の会談。両国次官級協議の再開を探る
1998/7/30
首相らが出席する8月6日の「被爆者代表から要望を聞く会」を97年にボイコットした3被爆者団体が出席を表明

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