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ヒストリー

ヒロシマの記録1997 11月


1997/11/4
放射線影響研究所が、設立50周年記念式
1997/11/4
広島弁護士会(倉田治会長)が、平岡敬広島市長に平和記念公園内の被爆建物「市レストハウス」解体計画の白紙撤回を求める意見書を提出
1997/11/7
長崎の被爆者で団体職員松谷英子さんが、国の原爆症認定申請却下処分の取り消しを求めた「長崎原爆松谷訴訟」の控訴判決があり、福岡高裁の山口忍裁判長は、原告勝訴とした一審判決を支持、国の控訴棄却
1997/11/8
放射線影響研究所が、長崎県被爆二世の会(杉本雅親会長)との被爆二世成人病実態調査の進め方の協議の中で、すでに広島、長崎両市から対象者約2万3000人分の戸籍付票の写しを取り寄せたと説明。二世の会は「プライバシー侵害につながる」と反発
1997/11/10
ロシア安全保障会議前環境安全委員長のヤブロコフ氏が、ロシアには計700の「携帯用核兵器」が存在すると語る
1997/11/11
科学技術庁が、廃止される動燃の新型転換炉原型炉「ふげん」(福井県敦賀市)の運転期間を予定より2年延長し、2002年に停止する方針を決定
1997/11/11
広島市出身の劇作家で演出家の村井志摩子さん=東京都新宿区=が、平和に貢献した人に贈られる「谷本清平和賞」の受賞者に決まる
1997/11/13
ロシア原子力省のカウロフ情報局長が、96年9月に同国が包括的核実験禁止条約調印後も臨界前核実験を継続していると言明
1997/11/14
ロシア臨界前核実験に対し、平岡敬広島市長と小笠原臣也呉市長、原水禁国民会議が実験中止を求めるエリツィン大統領あての抗議文を送る。被爆者団体などは抗議の座り込み
1997/11/17
国連総会の第一委員会(軍縮)が、日本提案の「核兵器の究極的な廃絶に関する決議」を賛成多数で採択。核兵器保有5大国が、すべて廃絶に賛同
1997/11/20
国が「長崎原爆松谷訴訟」の福岡高裁判決を不服とし上告
1997/11/21
広島市が、98年にインドの首都ニューデリーとムンバイ(旧ボンベイ)の両都市で原爆展を開催することを決定。アジア開催は初
1997/11/21
国が広島市の平和記念公園に建設する原爆死没者追悼平和祈念館の開設準備検討会(座長・森亘元東京大学長)が、施設名に「国立」をつけることで合意
1997/11/24
原爆投下の1―2カ月後に長崎、広島入りした米国「マンハッタン調査団」の報告書に、爆心地から2キロ以上離れた地点で被爆した人にも、脱毛など急性放射線障害の症状を示すデータの記載があることが判明
1997/11/25
米国防総省が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が中距離弾道ミサイル「ノドン」の開発を完了したと指摘
1997/11/25
「インド・パキスタンと平和交流を進める広島市民の会」の会員が、インド・ニューデリーを訪問し原爆の悲惨さを訴える
1997/11/28
科学技術庁と動燃、岡山県、地元の苫田郡上斎原村が、人形峠事業所の整理縮小問題で、ウラン濃縮の運転停止を3年延期し、2000年度とすることで合意

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