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運動施設イメージ発表 愛宕山造成 中国四国防衛局 17年秋にも完成

 中国四国防衛局は22日、岩国市の愛宕山地域開発事業跡地に整備する米軍施設のうち、市民と共同利用する運動施設エリアのイメージ図を発表した。工程表によると、米軍が求める2017年10月までの完成を予定する。野球場の名称は「KIZUNA STADIUM(キズナスタジアム)」が検討されている。

 藤井高文局長と米海兵隊岩国基地のロバート・ブシェー司令官が市役所を訪問。藤井局長は、野球場や陸上競技場を俯瞰(ふかん)したイメージ図を福田良彦市長たちに説明し、「市民に良いものができたと言われるよう最大限努力したい」と述べた。

 運動施設は米軍家族住宅とともに、17年ごろ予定される米海軍厚木基地(神奈川県)から岩国基地への空母艦載機移転に伴い国が整備する。防衛省によると市民と共同利用する米軍の運動施設は全国初。原則、身分証などのチェックなしに立ち入れるようにする。野球場の観客席は約8千人収容でバックネット裏に屋根を設ける。名称は米軍、防衛局、市で調整を続ける。

 福田市長は「市の要望通りのグレード。日米の絆や理解が深まる施設を期待する」と早期完成を求めた。(野田華奈子)

(2014年5月23日朝刊掲載)

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