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巡洋艦大淀の戦没者を慰霊 江田島市大柿で住民ら

 太平洋戦争末期の1945年7月、江田島湾で米軍の爆撃を受けて大破、乗組員270人余りが亡くなった旧海軍の巡洋艦大淀の慰霊祭が24日、江田島市市大柿町の慰霊碑前であった。

 地元の飛渡瀬地区住民や海上自衛隊第1術科学校の関係者ら約70人が参列。術科学校教官によるラッパ演奏や焼香などで冥福を祈った。51年から毎年開いており64回目。遺族の姿は昨年に続いてなかった。

 飛渡瀬自治会の中野文彦会長(66)は「関係者の高齢化が進み出席が難しくなってきている。後世に伝えていくためにも、地元として慰霊を続けていきたい」と話していた。(貞末恭之)

(2014年7月25日朝刊掲載)

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