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近づく「あの日」 広がる願い:高校生 世界で核廃絶訴え

スウェーデン・テニアン島…慰霊祭や式典参加

 広島市の高校生が8月6日、世界各地で核兵器の廃絶を訴える。スウェーデンで崇徳高(西区)、米自治領のテニアン島で広陵高(安佐南区)の生徒たちが慰霊祭に参列。ノートルダム清心高(西区)の高校生平和大使もドイツで被爆の実態を伝える。ヒロシマの願いを広げる一翼を担う。(西村萌)

 「被爆と復興の歴史を発信したい」。この日、市役所で記者会見した崇徳高2年樋口玲央君(16)=西区=は、1年藤原峻君(15)=東区=と、スウェーデン・シグトゥーナである原爆犠牲者慰霊祭に臨む思いを語った。

 若者の国際交流に取り組む同国の非政府組織(NGO)が催す国際会議の関連行事。約15カ国の高校生を前に原爆被害について英語で発表し、核兵器の非人道性を訴える。樋口君は、平和への願いを込めた自作曲もピアノ演奏するという。

 広島に原爆を投下した米軍B29爆撃機エノラ・ゲイ号が飛び立ったテニアンを訪れる広陵高は、2005年から交流するテニアン中高と平和式典を合同開催する。生徒16人が地元の生徒との討論などを通じ平和を考える。

 高校生平和大使として、ベルリンで日本大使館が開く平和行事に出席するのはノートルダム清心高1年浜崎楓子さん(15)=西区。「被爆した曽祖父母の思いも背負って話す」。核兵器の恐ろしさを英語で訴える。

(2104年7月30日朝刊掲載)

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