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2014年 平和への誓い

平和への誓い

 わたしたちは、信(しん)じることができませんでした。
 69年前の8月6日、この広島(ひろしま)に原子爆弾(ばくだん)が落(お)とされ、多くの尊(とうと)い命(いのち)が奪(うば)われたことを。
 5歳(さい)だった祖父(そふ)は、「地獄(じごく)のような光景(こうけい)が今も目に焼(や)きついている」と語ってくれました。
 広島に育(そだ)つわたしたちは、広島の被害(ひがい)、悲(かな)しみ、そして、強さを学びました。
 爆風により、多くの建物(たてもの)がくずれました。家や家族(かぞく)を失(うしな)い、ふつうの生活がなくなりました。
 その中で、水道は1日も止まることなく、市内電車は、3日後には再(ふたた)び走りはじめました。
 広島は人々の努力(どりょく)によって、町も心も復興(ふっこう)したのです。
 悲しみや苦(くる)しみの中で、生きることへの希望(きぼう)を見つけ、生き抜(ぬ)いた人々に感謝(かんしゃ)します。
 当たり前であることが、平和(へいわ)なのだと気がつきました。
 ある語り部(べ)の方は言いました。「小さなことからはじめてほしい」
 わたしたちは、もう行動(こうどう)をはじめています。友達(ともだち)を大切にし、優(やさ)しく接(せっ)しています。
 家族や被爆体験者(たいけんしゃ)から被爆の事実(じじつ)と平和への思いを聞いています。
 平和の思いを込(こ)めて、毎年千羽鶴(づる)を折(お)り、慰霊碑(いれいひ)に捧(ささ)げています。
 平和とは何か自分で考え、友達とも意見(いけん)を交流(こうりゅう)しています。
 平和について考えることで、仲間(なかま)とつながりました。
 わたしたちは、できることからはじめる勇気(ゆうき)をもつことができました。
 Welcome to Hiroshima.
 みなさんをここ広島で待(ま)っています。
 平和について、これからについて
 共(とも)に語り合い、話し合いましょう。
 たくさんの違(ちが)う考えが平和への大きな力となることを信じて。

平成(へいせい)26年(2014年)8月6日
こども代表(だいひょう)
広島市立牛田小学校6年      田村怜子(れいこ)
広島市立尾長(おなが)小学校6年 牟田悠一郎(むた・ゆういちろう)
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