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若者に平和の芽を 三原で11日「アオギリにたくして」上映 証言続けた故沼田鈴子さんが題材 

 広島市の平和記念公園の被爆アオギリの下で被爆証言を続けた故沼田鈴子さんを題材にした映画「アオギリにたくして」の上映会が11日、三原市円一町の三原リージョンプラザである。プロデューサーの中村里美さん(50)=東京都=は「若い人が命の尊さを考えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。

 映画は昨年完成した。主人公の雑誌記者の女性が、沼田さんをモデルにした被爆者の女性の生涯を追うストーリー。被爆して左脚を失った女性が再び芽吹いた被爆アオギリに自らを重ね、力強く生き抜く姿を描いた。

 沼田さんと20年以上交流があった中村さんが、音楽プロデューサー伊藤茂利さん(60)=神奈川県=たちに呼び掛けて制作。中村さんは「被爆体験を聞く機会は年々減っている。平和を訴え続けた沼田さんの遺志をしっかり受け継ぎたい」と話す。英語版もでき、海外での上映も目指している。

 11日は被爆アオギリの3世の苗10鉢を希望者に配る。上映は3回で開始は午前10時、午後1時、3時半。一般千円。高校生以下800円。リージョンプラザTel0848(64)7555。(山本庸平)

(2014年8月8日朝刊掲載)
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